日経平均小反発、米利上げ観測後退で流動性相場見込むも円高が重し。

2017年7月13日 21:44


*21:44JST 日経平均小反発、米利上げ観測後退で流動性相場見込むも円高が重し。

■本日の日経平均株価終値

2万0099円81銭 前日比+1円43銭

□その他の指数
・TOPIX      1619.11 前日比-0.23
・東証2部指数   6175.34 前日比-18.61
・東証マザーズ  1177.62前日比-5.98
・東証ジャスダック3296.92 前日比+2.39
本日の日経平均株価は反発。前日FRB議長により米国利上げのペースを緩やかにする可能性が示唆され米国株はダウが過去最高値を更新しました。日本株もその流れを受け買いが先行、ハイテク株を中心に買われましたが為替が円高に振れたことで日経平均の上値は重く小幅反発となりました。業種別では空運、サービス、水産などが値上がり率上位となった反面銀行やゴム、海運の下落が目立ち、個別ではビットコイン急落でZenに思惑が走ったことでREMIXがストップ高、マネーゲームの様相を呈するタカタも連騰です。東証1部の売買代金は1兆9815億円。

■日経平均のテクニカル分析

日経平均株価は反発しました。朝方買われた始まった始まったものの取引時間中の円高の影響を受け売られ、一時は5日移動平均線を割り込む場面がありました。しかし直ぐ下に控える25日線で下げ止まり、引けにかけては徐々に買い戻され、5日線上に株価を回復して取引を終了。狭いレンジ相場が続いており、底堅く推移するものの上値を追いかける材料の無さがチャートに現れております。

■今日動いた注目の銘柄群

<6897>ツインバード工業
第1四半期連結決算ではOEM製品やテレビ通販の好調により、売上高は前年同期比0.5%増の32憶4600万円、最終利益は同4.2倍の2800万円となったことが買い材料視されストップ高。本日は665円まで買われました。
<3670>協立情報通信
今期より連結決算実施。第1四半期連結決算で売上高は16億8800万円、営業利益1億3700万円となり通期に対する営業利益の進捗率は49%となったことが伝わり後場急動意、ストップ高をつけました。18年2月期通期予想は据え置いています。
<6534>D.A.コンソーシアムホールディングス
自動コンテンツ認識技術を持つ、音声信号処理のエヴィクサーと資本・業務提携。マイクを通じて取得した音の特徴を解析することで、コンテンツの内容を認識するという技術でオンライン・オフライン行動データを繋げたサービス開発を行っていくもの。終値は1569円で本日の取引を終えています。
<4217>日立化成
自動車外装部品に適用できる樹脂射出発泡成形技術に関して<7270>SUBARUの新型SUV「SUBARUXV」に取り付ける樹脂部品としての採用が決定。同社は今後も自動車用部品の売り上げ拡大を狙うこととしており業績への寄与が期待されています。
<2928>RIZAPグループ
子会社RIZAPが業界初の「リバウンド保険」を付帯した、新コース「ボディマネジメントプログラム」の提供を開始しました。同保険は個々の基準値まで身体が戻ってしまった場合にボディメイクスタンダード16回コース・食事指導を無償で提供するもので、今後はリバウンド率の低減と顧客満足度の向上を図るとしています。


【ニュース提供・エムトレ】《FA》

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