稲田防衛相、世論調査結果踏まえ「しっかり取り組む」
2017年7月12日 08:28
稲田朋美防衛大臣は11日の記者会見で、マスコミ各社の世論調査で、都議選自民候補応援の際「防衛省・自衛隊・防衛大臣としてもお願いしたい」と発言したことについて、大臣は4時間後に発言を撤回したものの、発言の重大さから、辞任すべきとの回答が50%を超えていることへの受け止めを聞かれ「国民の皆様方の、そういった声、意見について、真摯に受け止めたい」としたものの「受け止めた上で、緊張感を持って、やるべきこと、なすべきことをしっかりと取り組んでいきたいと考えている」と答え、辞任する考えのないことを改めて示した。
また、記者団が、大臣が発言を撤回した際「誤解を招きかねない」と大臣発言を聴いた、受け止め側に責任があるような表現をし、発言撤回していることについても記者団に聞かれ「私としても真摯に受け止めたい。しっかりとそういった声も受け止めて、やるべきことをしっかりとやってきたいと考えている」と答え、踏み込んだ答えはなかった。
また南スーダンPKO活動にあたった自衛隊の「日報」問題について、大臣任期中の中間報告を考えているのかの問いには「できるだけ早く監察結果を出すよう、報告するよう指示しているが、正確かつ公平な調査の実施の観点も重要であり、そういった点も踏まえて報告の在り方を適宜・適切に検討しているところ」と答えるにとどまった。内閣改造後になる可能性もある。(編集担当:森高龍二)