メルセデス、VクラスにAMGルックの「V 220 d Sports」を追加

2017年7月10日 07:57

 メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツ「Vクラス」のグレードラインアップに「V 220 d Sports」を追加すると発表した。全国のメルセデス・ベンツ正規ディーラーネットワークで注文受付を開始し、配車時期は2017年9月頃を予定する。

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 メルセデス・ベンツVクラスは、1998年に初代が日本に導入され、ワイドでスクエアなスタイリングと広く上質な室内空間にアレンジ自在なシートを備え、プレミアムミニバンというセグメントに投入。

 その後、2003年、2015年の2度のフルモデルチェンジを受けて現行モデルに至っている。7名乗車のシートレイアウトや左右両側の電動スライドドア、リアエンターテインメントシステムなど日本のニーズにあわせて装備や専用アクセサリーの拡充を図ってきた。日本における累計販売台数は2万台を超え、Mercedesブランドのロングセラーモデルである。

 今回追加する「V 220 d Sports」は、「V 220 d」をベースに、内外装がスポーティな「AMGライン」を採用したグレード。「AMGライン」は、すでにロングボディの「V 220 d Sports long」で採用して好評なグレード。

 エクステリアには、AMGデザインエクステリア(フロントスポイラー、リアルーフスポイラーリップ)、専用19インチAMG7ツインスポークアルミホイール。インテリアには、カーボン調インテリアトリム、ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッド付)を備えている。

 クリーンディーゼルモデルのVクラスに搭載される「2.2リッター直列4気筒BlueTEC」は、世界でも厳しいとされる日本の「ポスト新長期規制」に適合した日本専用開発のエンジン。

 メルセデス・ベンツは、1936年に世界初のディーゼル乗用車を発売してから、一貫してディーゼルエンジン技術の改善と高度化を進めてきた。「BlueTEC」搭載モデルは、エンジン内部の技術改善によって排出ガスの生成を最小限に抑えるだけではなく、画期的な触媒システムにより、効率的な排出ガス処理を実現している。それを可能にしているのが、メルセデス独自のAdBlue(尿素水溶液)インジェクターとSCR触媒コンバーターだ。排出ガスにAdBlueを噴射し、熱反応によってアンモニアを生成させた後、SCR触媒コンバーターを通過させることで、化学反応により有害な窒素酸化物の大部分を無害な窒素と水に分解する。また、優れた環境性能を発揮しながら、扱いやすくてストレスない加速を提供し、静粛性にも優れる。価格は680.0万円。(編集担当:吉田恒)

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