100種の声を収録、モーニングコールアプリ「OKOS」で快適な目覚めへ
2017年7月10日 07:29
アラームではなくモーニングコールで起こしてくれるアプリ「OKOS(オコス)」が5日、App storeよりリリースされた。iOS10以降の機能「CallKit」と、クラウド電話APIの「Twilio」を組み合わせることで、ユーザーが予約した時間帯に「Twilio」を通して「OKOS」アプリに電話がかかってくる。今回はこの「OKOS」アプリを試しにiPadで使ってみた。
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■電話回線は不要、ネット回線のみのモーニングコール
「OKOS」の最大の特徴はIP電話を応用したサービスのため、使う側は電話番号をアプリなどに登録する必要がなくモーニングコールを受けられるところだ。インターネットが繋がる環境であれば、指定した時間にモーニングコールが通常の電話と同じようにかかってくる。電話を取れば女性や男性の声でのモーニングコールが聞ける仕組みだ。アプリの常時起動は不要となっている。待受中のロック画面からでも、別アプリ起動中でも着信を受けることが可能だ。
モーニングコールの時間は朝6時から9時まで30分刻みでの登録が可能で、登録すれば毎日かかってくる。今のところ日付や曜日ごとに設定する機能はないため、モーニングコールが必要ない日は寝る前に登録を解除しておく必要がある。
■「OKOS」利用の際はデータ残量と時間に注意
注意点としては、データ通信を利用するアプリのため、1コールごとに約0.5MB前後のデータ使用が挙げられる。30日間、毎朝モーニングコールを受けると約15MBを使用する計算となる。今回はiPadのWi-Fi接続のみで使ってみたが問題なくモーニングコールがかかってきたので、データ残量が気になる人はWi-Fi接続で使うことをおすすめする。
また、時間にも注意が必要だ。30分刻みでしか設定できないため「必ずこの時間にモーニングコールが欲しい」という需要には向かない。現在はあくまで決められた「時間帯」にかかってくるサービスであり、曖昧な時間設定で困る人はアラームや目覚まし時計と併用する必要がある。
■モーニングコールの声は厳選された100種類を収録
モーニングコールは「朝言われたら思わず起きたくなってしまうセリフ」100種類が収録されており、公式ツイッターでは翌朝のモーニングコールを担当する声優やナレーターを告知している。まだリリースされたばかりのアプリということもあり、このアプリを完全に目覚まし代わりにするのは難しそうだが、通勤通学の前に少しだけ気分を変えるためなら問題なく使えそうだ。
なお、「OKOS」では現在、7月28日公開の映画「君の膵臓をたべたい」で主演を務める浜辺美波、北村匠海からコールが届くキャンペーンを実施している。アプリはデータ通信を除けばすべて完全無料なので、気になる人はおためしコールだけでも利用してみてはいかがだろうか。