高年収な男性ほど共働き志向? 男性の家庭感が浮き彫りに
2017年7月9日 19:50
婚活サイト『キャリ婚』によると、共働き志向の男性に特徴的な傾向のあることが、アンケート調査により浮き彫りになった。以下は、男性会員607名(2017年6月現在)に対して実施された、結婚や家庭生活に関する価値観と関係のある質問、約50問にもとづいている。
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また、『キャリ婚』の男性会員の平均年齢は約36歳と、男性の初婚の平均年齢が30.7歳(厚生労働省)であることと照らし合わせると、やや高め。サラリーマンの平均年収は415万円だが、こちらも約642万円と平均を上回っている。これらを踏まえて、調査結果を見ていくべきだ。
まず、夫婦共働きを希望する男性では、「業務外でもパートナーと仕事の話がしたい」といった声が多かった。ところが、仕事とプライベートのどちらが重要かという設問に対しては、プライベートを選ぶ男性が7割もいた。人生、仕事が全てではないという価値観は、仕事が好きな男性でも共通のようだ。
一般的には、自分よりも高学歴・高収入な女性は敬遠されるものだ。しかし、今回の調査では、全く逆の回答が得られたことも興味深い。夫婦共働き志向の男性では、女性に高学歴・高収入を希望する声が多かった。前者が38%と後者が36%となっており、どちらも低い方がよいという回答を大幅に上回っている(9%と11%)。家庭でも仕事の話をしたいという会員が多かったことから十分推測できる、納得のいく結果となっている。
特に注目すべきは、「妻の海外赴任についていくか?」という設問に対する回答だ。45%の男性会員が、「妻の海外赴任についていく」と回答している。また、「状況次第ではついていくとする人」は18%だ。つまり、妻のキャリアアップに理解を示しており、ここでも仕事が全てではない。プライベート、家庭を大切にする姿勢が垣間見えたのは、男性と同じように夫婦共働きを希望する女性にとっては、注目に値する回答だろう。
仕事が大事といっても、やはり家庭があってこそという考えが読みとれるのは、世の女性たちにとって、微笑ましい限りだ。(編集担当:久保田雄城)