スマホ決済を利用はスマホ所有者の2割
2017年7月6日 09:00
先日、消費者庁からスマートフォンの所有率が5割を超えたと発表があった。特に、20~30歳代を中心にスマートフォンの利用が進んでおり、スマートフォンを基点とした様々なサービスも充実してきている。今回、KDDI<9433>ではスマートフォンを用いた決済サービス (スマホ決済) について、その利用動向や利用意向などの実態を浮き彫りにするため、調査結果をまとめた。
それによると、スマートフォン所有者の2割がスマホ決済を利用しているという。スマホ決済の利用理由は、「会計がスムーズだから」(23.4%) が最も高く、「ポイントが付くから」(22.2%)、「財布を持たなくて済むから」(15.0%) と続く。また、9割がスマホ決済を「継続利用する」と答えており、スマホ決済への満足度が高いことがわかった。
また、約半数が「将来的にスマホ決済を使う」と回答している。特に「10代」(53.8%) が最も高く、続いて「20代」(42.2%) と、若年層がスマホ決済に積極的であることがわかった。
10代では、「ライブ・コンサート会場」(27.0%)、「フリマ」(25.4%)、20代では、「音楽フェス」(27.1%)、「観光地」(25.9%) などアクティブシーンでの利用に利便性を感じている。一方、40~50代はアクティブな項目よりも「百貨店・デパート」や「家電量販店」など日常のシーンで主に使っていることがわかった。
スマホ決済の利用意向理由として、10~20代は「会計がスムーズ」「財布を持たずに済む」が多く、一方、40~50代は「ポイントが付くから」が主な理由となっており、年代によって、目的が違うことがわかった。
一方、10代では「クレジットカードを持っていないから」が最も多い結果に現在スマホ決済を利用していない理由は、「セキュリティ」「スマホの紛失・故障」に不安を感じているためだということがわかった。10代は「クレジットカードを持っていないから」が多く、利用したくても利用できない実態が浮き彫りになった。(編集担当:慶尾六郎)