全国ツアーも大盛況の乃木坂、ファンの質もさらなる向上を
2017年7月5日 20:43
7月1日と2日、乃木坂46の『真夏の全国ツアー 明治神宮球場』が開催され、大盛況のうちに幕を閉じた。
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2日目のステージには、番組で共演しているバナナマンの日村勇気が、テレビ東京の深夜番組『ゴッドタン』で生まれたキャラクター、ヒム子として楽曲に参加するというサプライズがあり、さらに、アンダーライブ九州シリーズの開催、アンダー楽曲アルバムの発売、そして11月に東京ドームでの2daysライブの開催と、ファンにとっては嬉しいニュースが立て続けに入り、これはこれで大変おめでたいことなのだが、その一方で、今回のライブは、過去3回の神宮球場でのライブの中でも最悪だったという声も聞こえてきた。
何が悪いかというと、ファンの質だという。
今回の神宮でのライブでは、転売を阻止するために、身分チェックを厳重に行い、不正入場者をかなり水際で阻止したようだが、正規に購入したファンのマナーまではチェックのしようがない。
毎年、少数の厄介ヲタは存在するものではあるが、今年はかなりの数が、迷惑行為をしていたという。
例えば、ライブ中、ステージに登場していないメンバーの名前を連呼してみたり、メンバーのMCの最中、多くのファンがメンバーの言葉を聞こうと静かにしているときに「〇〇さぁーーん!」と叫びだす。
グッズの包装されていた袋を平気でポイ捨てする。推しではなかったのだろうが、特典で貰ったシールをトイレなどに張り付けてツイッターで拡散するなど、もはやライブを見に来たのか妨害しに来たのかわからないような輩がかなり増えていたようである。
グループの人気が上がれば、変なファンが増えるのはやむを得ないことだが、やむを得ないで放置していれば、以前欅坂の握手会でメンバーを襲おうとしたような犯罪者の予備軍がつけあがるだろう。
よく語尾上げコールをされてしまう齋藤飛鳥などは、何度かそういう行為を辞めて欲しいというニュアンスのコメントを出したこともあるし、秋元真夏は、はっきりとライブ前の不規則なコールは辞めて欲しいと、握手会のミニライブに関することではあるが、明言している。
これまで、箱押しが多く、ファン同士が足を引っ張り合うことは少ないと言われていた乃木坂であるが、新しく入った3期生のファンや年少組のファンなどによって、よき伝統が壊されていくのは残念だ。
しかしながら、ライブのあと、座席や球場の周辺で黙々とゴミ拾いをしていたファンもいたし、マナー良くライブに参戦していたファンのほうが圧倒的に多かったことは伝えておきたい。11月の東京ドーム公演までに、どれだけ自制心のない、幼稚な行為を減らすことができるか、興味深く見守りたいものである。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)