日本初の本格3Dネット試着サービス 東大発ベンチャーが開発

2017年7月4日 20:54

 東京大学発ファッションテックベンチャーのサピート(東京、築山英治社長)は、3Dネット試着ツール「サピートECツール(Sapeet EC tool)」を開発。バスケットボールユニフォーム販売の「バイオレーラ(VAYoreLA)」(運営:アイズ・カンパニー/鹿児島、園田明社長)に提供を開始した。オンライン上でサイズ感や丈感、シルエット表現のほかに、着圧やシャツイン状態も確認できる日本初のシステム。

 同ツールは、自身の体型データを入力して3Dアバターを完成させた後、試着してみたいアイテムを選ぶと、画面上の仮想空間に3Dアバターの着用イメージを表示。従来のネット試着ツールと異なり、サイズ感や丈感、シルエットなどをあらゆる方向から立体的に確認することができる。画像を拡大・縮小できるほか、サイズ別の着圧感やシャツインした状態も確認できる。「バイオレーラ」では、オンラインストアに同ツールを導入。購入機会の増加を図る。

 同社は、東京大学発のファッションテックスタートアップ。今後は、3Dアバターにポージングやモーション機能を取り入れたり、コーディネート機能を充実させるなど、よりリアルな試着イメージを再現できるよう新機能の取り組む。ECサイト向けの「サピートECツール」のほか、展示会や個人使用向けの「サピートバーチャルフィッティングツール」も開発・提供している。

■株式会社Sapeet 公式サイト http://sapeet.com/

■バイオレーラ 公式サイト http://vayorela.jp/

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