今週は今年後半を見通すためにも重要な経済指標を要チェック! 住信SBIネット銀行(三井智映子)
2017年7月4日 15:26
*15:26JST 今週は今年後半を見通すためにも重要な経済指標を要チェック! 住信SBIネット銀行(三井智映子)
こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
先々週は原油相場がOPEC非加盟国による原油供給過剰の懸念から一時42.05ドルまで下落しましたね。しかし、供給過剰への懸念が後退したことや石油掘削装置の稼働数の減少を材料として2週間ぶりに46ドル台を回復し、40ドル割れはひとまず回避されました。またドラギECB総裁をはじめとした欧州の要人発言で為替が動きましたね。
さて、今週の注目ポイントはどこなのでしょうか?
「ウィークリーレポート」では経済指標に着目し、『先週発表された米国経済指標は住宅関連指標では市場予想を上回る結果となりましたが、6月全体を振り返ってみると、低インフレを示すような結果が目立ちました。早期の緩和縮小が実施に移されるとすれば、まずはこうした指標結果が一時的だったことを証明するような好調な経済指標が待たれるところです。その意味でも週末7日に発表される6月の米国雇用統計をはじめ、ISM製造業、非製造業の景況感指数の内容が今年後半に向けた金融政策を占う上でも注目となります』と伝えています。
そして今週7日にはG20がスタートしますね。同レポートでは、『7日からはドイツのハンブルグでG20首脳会議が開催されますが、メルケル独首相はトランプ大統領のアメリカ第一主義、保護主義を強く牽制しているだけに、多方面でアメリカが主要国での政治的覇権を保てるのか、ドルの信認と併せて注目されています』との見解となっています。
最後に今週発表される主な経済指標をご紹介します。
3日 日本 6月日銀短観 中国 財新製造業PMI、フランス 6月製造業PMI、ドイツ 6月製造業PMI、欧州 6月製造業PMI、英国 6月製造業PMI、米国 6月ISM製造業景況指数、ブラード・米セントルイス連銀総裁講演
4日 豪州 5月小売売上高、豪州 RBA政策金利発表、英国 6月建設業PMI
5日 中国 6月財新サービス業PMI、フランス 6月サービス業PMI ドイツ 6月サービス業PMI、欧州 6月サービス業PMI、英国 6月サービス業PMI、米国 5月製造業新規受注、米国 FOMC議事要旨
6日 豪州 5月貿易収支、欧州 ECB理事会議事要旨、米国 6月ADP雇用統計、米国 5月貿易収支、米国 新規失業保険申請件数、米国 6月ISM非製造業景況指数
7日 ドイツ 5月鉱工業生産、ドイツ 5月貿易収支、ドイツ 5月財政収支、英国 5月鉱工業生産、米国 6月雇用統計、米国 6月失業率、米国 6月平均時給、カナダ 6月失業率、カナダ 6月新規雇用者数、G20首脳会談(ドイツ・ハンブルグにて)
今週は前述したように今年後半のマーケットを見通す上でも重要な経済指標が発表されますのでしっかりチェックしていきましょう!
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子《DM》