「格安スマホ」利用率は16.5% 月額使用料「1001~2000円以内」が最多
2017年7月4日 08:21
楽天リサーチは、「格安スマホに関する調査」をインターネットで実施した。楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行った。
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それによると、現在利用している携帯電話会社について聞いたところ、「格安スマホ」利用率の合計は16.5%だった。また、携帯電話の月額平均使用料(※複数所持している場合は使用頻度が一番多いもので回答)について聞いたところ、「1,001~2,000円以内」(15.5%)が最も高く、「2,001~3,000円以内」(11.3%)、「7,001~8,000円以内」(10.4%)が続いた。
年代別で見ると、20代の月額平均利用料金が最も高い7,273円だったのに対し、60代は最も低い4,762円に留まった。また、月額平均使用料が10,000円以上と回答したのは全体では12.5%となったが、年代別で見ると、20代は18.0%だったのに対し、60代は7.0%に留まった。20代は、月々の携帯電話利用料金に多くの費用をかけていることが見てとれた。)
携帯電話の月額料金に満足しているかを聞いたところ、「満足(「非常に満足」+「満足」)」の合計が27.5%なのに対し、「不満足(「不満」+「非常に不満」)」は45.4%と、その差は17.9ポイントで「不満」が高かった。
年代別で見たところでは、60代では「満足」の合計が32.5%で、他の年代と比較して高いのに対し、20代では「不満足」の合計が半数以上の52.5%となり、最も不満を抱いている年代であることが分かった。前問からも分かる通り、高年齢層は携帯使用料金が安いため満足度が高く、逆に低年齢層は使用料金が高いため満足度が低い可能性があることが見てとれた。
格安スマホについて認知度を聞いたところ、「知っているが使っていない」(72.2%)、「既に使っている」(18.1%)と回答した人の合計は9割以上となった。「知らない」と回答したのは60代(16.4%)が最も高く、他の年代と差が出る結果となった。
前問で「知っているが使っていない」と回答した方に、今後格安スマホを利用したいと思うかについて聞いたところ、「利用したい(「とても利用したい」+「どちらかというと利用したい」)」は合わせて33.3%、「利用したくない(「全く利用したくない」+「どちらかというと利用したくない」)」の合計が32.0%とほぼ同率となり、利用希望については二極化した。
年代における差については、「利用したい」の合計が20代(37.8%)、30代(41.4%)で他の年代と比較して高かった。
「格安スマホ」を知っていると回答した方に、「格安スマホ」のイメージについて聞いたところ、「安い」(75.8%)が圧倒的に高く、大きく差を開けて、次いで「サポート体制が充実していない」(29.8%)、「回線が遅い」(29.2%)となった。
また、前問で今後「格安スマホ」を利用したいと回答した方に、乗り換える際に重視するポイントについて聞いたところ、こちらも「料金の安さ」(90.2%)が最も高く、「ネットワーク品質」(57.9%)、「カスタマーサポートの手厚さ」(25.1%)がそれに続く結果となり、乗り換える際に重視するポイントと、格安スマホに対するイメージは、ともに「費用の安さ」であることが分かった。また、50代、60代においては「カスタマーサポートの手厚さ」が他の年代と比較して高くなっており、設定方法や使い方などについてしっかりとした説明を求めていることが分かった。(編集担当:慶尾六郎)