モデルのイクミ手掛ける「IKUMI」ラフォーレ原宿でランウェイショー
2017年6月28日 11:05
モデルのイクミが手掛ける「イクミ(IKUMI)」が、”白と黒”をテーマにしたスペシャルショーを2017年6月24日(土)東京・ラフォーレ原宿にて発表した。
ランウェイに登場したのは、2017年春夏コレクションとブランドのアイコンモデル。テーマに合わせて、”白と黒”のアイテムのみで構成され、白のワントーンルックが登場すると、全く同じアイテム・同じコーディネートの黒のワントーンルックが現れる。
基軸となるのは、イクミのキーワードである「オーバーサイズ」を意識したセットアップ。開襟シャツやTシャツ、ブルゾンなどのトップスは、どれも肩の落ちたドロップドショルダーで、身幅もたっぷり。そこにゆったりとしたワイドパンツを組み合わせ、ボリュームシルエットを完成させている。
色彩が抑えられた世界に、表情を与えるのはダメージ加工やユニークな模様。パンツは、かじられたかのような穴が、太もも、ふくらはぎ、ヒップの辺りまでランダムに開いている。書のような筆文字や春画のモチーフといった和の要素も、刺激的なデコレーションとして力を発揮。
ショーのヒロインとなったのは、「サスペンダー」と書かれたサスペンダー、「ガチャベルト」と書かれたベルトなどの遊び心あふれるアイテム。イクミにしてはコンパクトなサイジングのTシャツの上には「ピチティー」というワードが輝いている。
フィナーレは、デザイナーのイクミの登場と共に。これまで対峙させてきたホワイトとブラックを一つのピースの中で融合させ、パッチワークシャツとロングスカートを披露。メンズモデルが着ていた開襟シャツを自ら纏い、ブランドのもう一つのキーワードである「ユニセックス」を表現していた。