アイビーシーはパクテラ・コンサルティング・ジャパンとブロックチェーン分野で業務提携

2017年6月27日 07:07

■パクテラからiBeedへの出資も視野に

 アイビーシー<3920>(東1)は26日、パクテラ・コンサルティング・ジャパン(東京都江東区)とブロックチェーン分野(分散台帳技術)で業務提携をしたと発表した。

 IBCは創業以来、情報通信ネットワークの稼動状況や障害発生の予兆をなどを監視する「ネットワーク性能監視ツール」の開発・販売・サポート及びコンサルティングを手掛ける。

 ブロックチェーン分野は、グローバルな金融機関、IT企業などの市場参入と、大手ベンチャーキャピタルによる積極的な投資が続いており、今後有望な市場として急速な拡大が見込まれている。IBCも2016年4月にIoTやブロックチェーンのソフトウェアー・サービスを行うiBeed株式会社を設立し、同年7月に完全子会社化、翌8月にはブロックチェーン技術専門会社のコンセンサス・ベイス株式会社と業務提携をするなど、具体的な進出に向けた準備を進めていた。

 一方、パクテラは、世界各地の拠点から、クライアントにデジタルコンサルティング及びテクノロジーサービスを提供しているPacteraグループの一員である。保険業界に多くの顧客を有し、ビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、新規事業開発の3事業を軸とし、FintechアドバイザリーやAI研究&開発事業も行っている。

 今回の業務提携は、両社でブロックチェーンに関するソフトウェアー・サービスの開発・販売・サポート及びコンサルティング業務を協力し、推進するものである。

 また、この業務提携に伴い、パクテラの代表取締役社長の藤井秀樹氏がiBeedの社外取締役に就任する予定であり、業務提携の進捗によっては、パクテラからiBeedへの出資も視野に入れつつ、両社協力してブロックチェーン関連事業を推進するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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