ホワイトマウンテニアリング 2018年春夏コレクション - 青の世界で働く男

2017年6月25日 09:45

 ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)の2018年春夏メンズコレクションが、2017年6月24日(土)に発表された。

 ペインター、カーペンター、スポーツ選手、アーティストなど体を動かして働く男のワークウェアがテーマ。ワークウェアは、時間がたつごとに着る人の個性に寄り添っていく。もちろん劣化もあるかもしれない。しかし、それこそがワークウェアの魅力である。

 今季のワードローブではその魅力に迫り、多角的に検証、再構築している。まだらに色褪せさせたデニムのセットアップは、素材自体はヴィンテージ感があるが、フォルムは全くモダンな印象。肩をドロップさせたり、チャイナボタン配したり、まったく新しい印象を創り出している。

 ミリタリーコートは、カーキ一色ではあるが、洗いをかけた絶妙な加減で風合いを出した。それをパッチワーク状に当てはめて、さらにブランドロゴもランダムに配置している。

 こうしてワークウェアを再考するなかでも、キーとしたのはブルー。この色が、今シーズンは主役を飾る。アクションペインティングを施したインパクトのある柄は、日本古来の筆を用いた時の経過がにじむテキスタイル。そして、この模様に続くように登場したのは、ブランドの得意とする原始的なモチーフたちである。

 足元には、今やお馴染みのアディダス オリジナルス(adidas Originals)とのコラボレーションシューズが登場する。また、ワードローブを足元から支えたスエードのチャッカブーツや、ソールにカーブを付けたスポーツサンダルも、ワークウェアの再構築に欠かせない存在となったみたいだ。

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