三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~ 押さえておきたい中国の経済指標3

2017年6月21日 11:11


*11:11JST 三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~ 押さえておきたい中国の経済指標3
皆様こんにちは!フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。アメリカ、日本のチェックすべき経済指標をご紹介してきましたが、今回は中国の経済指標の第3回目です。2013年にインドを抜いて世界最大の金消費国となった中国の指標を押さえておくことは、金価格を押さえることにも繋がります。

さて、今回は貿易統計について勉強していきましょう。貿易統計は、モノが輸出入される時に各国の税関に提出される申告書を基として作成される統計です。別名「通関統計」とも呼ばれています。中国に限らず、国の経済や産業の状況を知りたい時にはチェックしたい経済指標です。また、貿易ですので貿易する二国間の経済の状況や関係を知ることもできます。実はこの二国間というのがとても重要です。というのも、中国は社会主義国家ということもあり、一部では経済統計の信憑性が疑われています。しかし、貿易統計は貿易国間の相互のやりとりとなるため、比較的信憑性が高い経済指標と言えるのです。

足元の貿易統計を見てみますと、6月8日に発表された5月の貿易統計では輸出額は前年同月比8.7%増の約1910億ドルで、輸入は同14.8%増の約1502億ドルと好調。中でも気になるのは1~5月の対米貿易黒字です。5月は220億ドルと4月の213億4000万ドルから、さらに拡大しています。中国は米国にとって最大の貿易赤字相手国となっており、トランプ政権がどう出るのか注意が必要でしょう。

日経平均が強含んでくると「投資を始めた方がいいのかな?」と思う人が増えてくるように感じます。上昇局面で買うとビギナーズラックが起きたりもしますが、いつか来る下落局面で大きく損失を出してしまう人もいます。投資をビジネスと捉えると、やはり勉強は必要です。

そこで、投資を始める際の選択肢の1つとして、人工知能を使った資産運用サービスを試してみるのもよいかもしれません。ロボアドバイザーによる資産運用サービスであるTHEO(テオ)は、ポートフォリオの運用を完全に自動で行ってくれます。最初に簡単な質問に答えてあなたの資産運用方針を定めた後は、方針に沿った運用を持続してくれるため、人的なエラーやメンテナンスにかかる時間を大幅にカットすることができるという便利なサービスです。

投資の知識や技術、経験は蓄積していくものです。実際に投資をすることで経済指標やその結果による動向への理解はより深まると思いますので、ぜひご一緒にこれからも学んで参りましょう!

三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」は、資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。

FISCOマーケットレポーター
三井智映子《DM》

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