今週のマーケット展望「材料難で膠着相場という見方に偏るリスク」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

2017年6月19日 10:53


*10:53JST 今週のマーケット展望「材料難で膠着相場という見方に偏るリスク」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)
こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。GWに入りましたが、今週も重要なイベントが目白押しですね。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月19日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木さんは今週の動きについて、『FOMCと日銀政策決定会合が終わり、相場は材料難。今週は特に主要な経済指標の発表も少なく、一段と膠着感が強まりそうだ』と伝えています。

続けて、米中で住宅関連の統計が発表されることから、住宅関連の動向に注意を払う必要があるとする一方で、『とは言え、これらが株式市場を動かす直接の材料にはならないだろう。それよりもむしろ市場の関心は、引き続き米国のハイテク株だろう。先週末、ナスダック総合株価指数は3日続落となった。ハイテク株の下げ止まりを確認できないうちは、相場の地合いが明確に好転することは望めないだろう』との見解を述べています。

最後に、今週の日経平均の想定レンジを、2万円を挟んで上下200円程度の19800~20200円とし、『今週は手掛かり材料に欠けるため、市場関係者の相場見通しのほとんどが、上述したようなもみ合いのレンジ相場の予想だろう。相場の見方がひとつに偏っているときほど、案外そうならないものであることには注意したい。一貫して下降トレンドにある原油先物が44ドル/バレルを割り込み年初来安値を更新したりするとリスクオフの流れから米国株の大幅安もあり得る』と言及しています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由《DM》

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