サカタのタネ、タニタと共同開発の健康メニューを「タニタ食堂」で発売

2017年6月17日 20:31

 サカタのタネは15日、タニタと共同でヘルシーメニューを開発、「丸の内タニタ食堂」で週替り定食を期間限定で販売すると発表した。

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 今回販売される週替り定食は、「鮭の唐揚げとナス『ごちそう』のサラダ仕立て~バーニャカウダソース~」。価格は1,100円(税込)、7月24日(月)~29日(土)の6日間限定で販売される。

 サカタのタネでは、農林水産省の「農業女子プロジェクト」に賛同しており、このプロジェクトに参加している同社社員が野菜シリーズ「ハッピーベジタブル」の生産に取り組んでいる。その野菜のひとつが、週替りメニューに使われている「ごちそう」という名前のナスだ。「ごちそう」は、水なすに似た食感で、ジューシーな果肉と強い甘み、アクが少ないのが特徴だ。今回は加熱することで「ごちそう」の魅力を存分に引き出すが、生食でも美味しく食べられるという。

 サカタのタネの「ハッピーベジタブル」に取り組む農業女子は、農水省の個別プロジェクト「新野菜の需要創造」にも取り組んでいる。このプロジェクトは、10名のプロジェクトメンバーとサカタのタネのメンバーで構成され、女性ならではの視点で女性農業者におすすめの、新しくオシャレな野菜12種類の栽培が試みられている。春まき野菜は、ナス「ごちそう」の他、フルーツパプリカ「セニョリータ」、ミニカボチャ「プッティーニ」、「栗某」など6種類。秋まき野菜は、ダイコン「あやめっ娘」、「ころっ娘」、「紅化粧」、ミニカリフラワー「美星」、「オレンジ美星」など6種類を扱っている。

 7月24日には、このプロジェクトに参加しているサカタのタネの農業女子の手による「ハッピーベジタブル・ワークショップ」が予定されている。参加者は、週替り定食を食べながら、ナス「ごちそう」の栽培に取り組むメンバーと交流し、栽培の様子についても知ることができる。また、調理法によって味わいが変わるナス「ごちそう」の食べ比べも楽しめる。アイデアあふれる農業女子との交流を通じて、農業の楽しさを実感し、新しく開発された野菜についても学べる盛りだくさんなワークショップだ。定員は40名。参加費は、2,000円(税込)、18時から開始。

 農業プロジェクトでは、女性農業者の生活や農業を通じて得た知恵を企業のテクノロジーやノウハウと融合し、女性ならではの視点で新野菜を創造している。2013年に始まったプロジェクトは、企業13社、教育機関2校が参画。野菜をたくさん取り入れたヘルシーな食生活が注目される中、新しいオシャレな野菜の登場は、農業の活性化とともに新しい料理文化の発展も促す。(記事:服部小夜子・記事一覧を見る

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