Waymo、プロトタイプのポッド型自律走行車を退役させる方針
2017年6月17日 10:27
headless曰く、 Waymoは12日、プロトタイプのポッド型自律走行車(ニックネーム: Firefly)を退役させる方針を明らかにした(Waymoのブログ記事、The Verge、Guardian)。
FireflyはGoogleの自律走行車プロジェクトが2014年に発表した小型車両。運転席はなく、ハンドルもペダルもない2人乗りの完全自律走行車としてカスタムビルドされている。最高速度は約40km/hに制限されていることから、走行速度が遅いとして警官に止められることもあった。
プロジェクトは昨年12月、Waymoとしてスピンアウト。Alphabet傘下の独立した企業となり、フィアットクライスラーと提携してミニバンChrysler Pacifica Hybridを導入していた。これらのPacifica Hybridは、Waymoが新たに開発した完全自律走行のためのハードウェアを量産車ベースに組み込んだ初の車両であり、アリゾナ州で利用者を公募して実施中のEarly Riderプログラムに使われている。
Waymoでは今後、Pacifica Hybridと同様の量産車へ自律走行技術を統合することに注力していく。これにより、より多くの人へ完全自律走行技術を届けられるようになるとのことだ。