Microsoft、Windows XPなど旧OS用の新セキュリティ更新プログラムを追加公開

2017年6月16日 20:46

headless曰く、 Microsoftは13日、6月の月例更新に合わせ、Windows XPなどサポートが終了した旧OS用の新たなセキュリティ更新プログラムの提供を開始した(MSRCサポート技術情報4025687セキュリティアドバイザリ4025685)。

 対象はWindows XP/Vista/8/Server 2003。昨今の国家によるサイバー攻撃やエクスプロイトの公開によって悪用のリスクが高まった脆弱性を修正するため、カスタムサポート契約者に提供しているセキュリティ更新プログラムを一般のユーザーにも拡大するものだという。

 今回提供される旧OS用の更新プログラムはWindows Updateでインストールすることはできず、ダウンロードセンターまたはMicrosoft Updateカタログから個別にダウンロードしてインストールする必要がある。ダウンロード方法や対象OSについてはサポート技術情報4025687(古いプラットフォームのためのガイダンス)を参照してほしい。

 Microsoftでは5月、WannaCryptの被害拡大を受けて旧OS用の更新プログラムを公開しているが、WannaCryptの問題は5月分ですべて修正済みであり、今回提供される更新プログラムはWannaCryptとは無関係とのこと。

 なお、今回の決定は現在の脅威を考慮した結果であり、サポート期間の延長や標準サービスポリシーの変更を意味するものではないことをMicrosoftは強調している。

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