2017年後半の米国経済の見通し~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)

2017年6月16日 13:05


*13:05JST 2017年後半の米国経済の見通し~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)
こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで【2017年後半の米国経済の見通し】について言及した興味深いコラムを見つけましたのでご紹介します。

米連邦準備理事会(FRB)は14日に市場の予想通り、0.25%の利上げを決めました。また、声明では量的な金融緩和の局面で膨らんだ保有資産の縮小の年内開始に初めて言及しましたね。米金融政策の先行きは今後も非常に気になります。『金融引き締め策は米国経済が強い時期でないと実施は難しいと考えられる』ようで、同コラムでは米国経済の現状を3つの点から図表を使って分析しています。

1つ目は、『米国企業の在庫と出荷の関係』です。同コラムでは、『4月時点では右上、つまり、在庫は増えているものの出荷も増えて景気拡大期にあることが分かります』として、米国の在庫循環を示す図表と共に解説を加えています。

2つ目は、『米国の新車販売台数』です。『今年3月の新車販売台数の落ち込みが目立っていましたが、これは一時的な減少ではなく、4月、5月も続いていることから、新車販売台数はピークアウトした』と分析しており、『長期的な視点で過去を振り返ると新車販売台数がピークアウトすると株価もピークアウトする傾向』にあると伝えています。『株価は高値を更新中ですが、テスラ以外の日米自動車株の上値が重い背景と言える』と考察しています。こちらの指標も重要ですね。

3つ目は、『米国の新築一戸建て住宅販売件数』です。『4月の住宅販売件数は大きな減少となりましたが、供給不足による価格上昇が影響しているという指摘もあり、供給が増えれば回復するのか、それとも需要が減っているのか今後発表される5月の数値には注意したい』としています。『新車販売台数と同様に、長期的な視点で過去を振り返ると株価の調整に先行してピークアウトする傾向がありますので、5月の数値も悪い内容ですと警戒が必要』と興味深い分析をしています。

最後に、これらの3指標を分析したうえで、年後半にかけてのFRBの金融政策の方向性について言及しています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の6月12日付のコラム「2017年後半の米国経済の見通し」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子《DM》

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