アマゾンジャパン、日本の特産品を海外向けに紹介するストアをオープン

2017年6月15日 08:39

 インターネット通販大手のアマゾンジャパンは、Amazon.co.jpの中に、日本の地方特産品を紹介する「The Wonder 500 Store」と、日本の伝統的な製品を紹介する「Japan Style Store」の2つをオープンした。いずれのサイトも、英語と簡体字中国語に対応しており、海外顧客の利用を想定している。

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 The Wonder 500 Storeは、日本各地の伝統工芸、染色・陶芸などの独自の技術が活用されたキッチン雑貨や生活雑貨、インテリア、文具などの名産品を取り揃えている。取り扱っているのは、経済産業省が推進する“クールジャパン”による地方推進化プロジェクト「The Wonder 500」において、日本の優れた地方産品であると認定されたアイテムと、その関連商品だ。

 Japan Style Storeでは、風呂敷、手ぬぐい、扇子、うちわ、風鈴、浴衣などといった、日本伝統の、海外で人気を博する商品を幅広く提供している。

 両サイトはそもそも、アマゾンジャパンが2016年3月から海外顧客向けに展開している「Amazon Global」というプログラムの一環である。Amazon Globalによって、現在世界67の国と地域に、書籍、ヘルスケア用品、コスメティクス、ベビー用品、キッチン用品など、数百万点の商品が低コスト配送で提供されている。

 ちなみに、今年3月からは、 UnionPay(銀聯)クレジットカードによる支払いにも対応しているという。

 さて、Japan Style Store、少し覗いてみたが、漆器や包丁などはともかく、こんなものも日本の特産品なのかというものがあったり(たとえば金属の耳かきや爪切り)、たこ焼き器が売られていたり、なかなかにユニークである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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