涙なしには見られない!「セーラームーン」シリーズの悲恋カップルまとめ
2017年6月11日 19:17
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
今なお愛され続けている「 美少女戦士 セーラームーン 」。
実は、結ばれることなく別れることになってしまった悲恋カップルが多数存在するのをご存知でしたか?
幼かったあの頃は何となく見ていたけれど今見直したら号泣間違いなし、そんな悲恋カップルたちをご紹介します。
「セーラームーン」は原作と旧アニメ版、Crystal版で大きく設定などが異なるキャラがいますが、今回は旧アニメ版の設定に準拠します。また、まとめの性質上ストーリーの核心に迫るネタバレを含みます。
■ネフライトと大阪なる( セーラームーン 無印 )
やはり「セーラームーン」の悲恋を語る上で欠かせないのがこの2人。敵組織「ダーク・キングダム」四天王の1人であるネフライトと、主人公・うさぎの親友であるなるちゃんのカップルです。
「三條院正人(さんじょういん・まさと)」という偽名を使ってなるちゃんに近付いていたネフライト。当初はなるちゃんのことを「セーラームーンをおびき寄せるための餌」くらいにしか考えていませんでしたが、一度エナジーを奪ったことがきっかけで彼女を愛するようになります。
なるちゃんを傷つけまいと何とか2人を離そうとするうさぎでしたが、「三條院正人」が悪の組織に所属していると知ってもなお想いを曲げなかったなるちゃんに心打たれたようです。
味方だったはずのゾイサイトからの闇討ちにより命を落とすネフライトの最期は、子ども時代でも泣いてしまった人も多いはず。なるちゃん役の柿沼紫乃さんはこのシーンで号泣してしまい、何度もNGを出してしまったというエピソードもあります。
■サフィールとペッツ( セーラームーン R )
続いては「セーラームーンR」の敵組織同士での悲恋カップルです。「ブラック・ムーン」一族幹部であるサフィールと、同じく幹部の1人・ルベウスの臣下「あやかしの四姉妹」の1人であるペッツ。
ペッツは一度サフィールに告白をしたことがあるのですが、「兄を支えるので精一杯だから」と断ったサフィール。それ以来ペッツは男嫌いとなり、愛を否定するようになってしまいます。
元々ワイズマンに不信感を抱いていたサフィールは、「R」物語終盤において反旗を翻します。その際攻撃を受け逃亡したのですが、彼をかくまったのはセーラームーンの力によって浄化されたペッツでした。
「ブラック・ムーン」一族が忘れてしまっていた彼女の想いに気付いたサフィールは、「兄を説得しに行く」と言ってペッツの元を去ります。その決意を受け入れ送り出すペッツでしたが、直後にサフィールはワイズマンに殺されてしまうのでした。
一度は恋に敗れ、その後「愛」を否定したペッツ。それでもかつて愛する人が傷付いているのを見て、放ってはおけなかったのでしょう。
■フィッシュアイと地場衛( セーラームーン SuperS )
「SuperS」の敵組織「デッド・ムーン」に所属する「アマゾントリオ」の一員であるフィッシュアイ。男性で一人称が「僕」でありながら、「女に興味はない」と言い切るなど明確なゲイとして描かれていました。
「ペガサスの宿主ではないか」と衛がターゲットになった際一目惚れしたフィッシュアイは、うさぎに堂々と「ライバル」として宣戦布告。積極的なアプローチもしかけていました。
しかし何度も衛に拒絶され、さらに「自分たちは人間ではない」ことを知ったことで自暴自棄に。最期は仲間であるホークス・アイの仇を討つためにセーラームーンを助けた後に力尽きました。
この時フィッシュアイを演じていたのは石田彰さん。そう、男性声優さんなんです!女性顔負けの演技をした石田さんには脱帽です。
■他にも…
悲恋カップルを3組ご紹介しました。
他にも星野光とうさぎ、雄一郎とレイなど、結ばれなかったカップルは多数存在します。
めでたしめでたし…な大団円な恋愛も良いですが、たまには悲恋に涙してみるのもいいのではないでしょうか。
世代を超えて愛されるセーラームーン作品の名作「 美少女戦士セーラームーンR 」
(あにぶ編集部/氷雨みやこ)