民進・蓮舫代表、退位での皇室典範特例法は憲政史上に残る成果

2017年6月10日 10:44

 民進党の蓮舫代表は9日、天皇の退位等に関する皇室典範特例法成立を受けて、記者団に「立法府の取りまとめを受けて政府が提出した法案が成立するということ自体に大きな意義がある。憲政史上に残る成果だと考えている」と語った。

 また「将来の先例となり得ること。遅滞なく法律を施行することなどの政府答弁を得られたことも評価する」と評した。

 そのうえで、蓮舫代表は「皇室のご活動の維持、皇位継承者確保にかかる対応を検討すべきだとこれからも主張していく。ご結婚後も皇族の身分を保持し、女性皇族を当主とする宮家の創設が可能となるよう皇室典範を改正すべきだと考える。皇室のいやさかを祈念し、両陛下、皇族方の気持ちをくみ取りながら象徴天皇制を支えるために、わが党は引き続き努力していきたい」と女性宮家の創設を実現するよう取り組んでいく考えを示した。

 一方、皇位の安定的な継続のために皇位継承資格者を女性にも拡大していくべきかとの記者団の問いには「どのようなあり方が、国民の総意としての象徴天皇制の継続に望ましいのか、さまざまな意見を出しながら、一つの方向に収れんしていく形が望ましいと思う」と答えた。(編集担当:森高龍二)

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