ローソン、カゴメと共同企画した「リコピン」手軽に摂取の商品を発売
2017年6月4日 21:01
全国のローソンで、簡単にリコピンを摂取できる商品が6月6日から順次発売される。
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ローソンでは、トマトが旬を迎える真夏に合わせて、カゴメ社と商品を共同企画した。カゴメ社の「高リコピントマト」や「高リコピントマトの加工品(ソース・ペースト)」を使った弁当やサラダ、サンドイッチなどが全国のローソン店舗12,373店(2017年4月末現在、ローソンストア100は除く)で販売される。
カゴメ社の「高リコピントマト」は、同社の「ラウンドレッド」という生鮮トマトの約1.5倍のリコピンを含んでいる。その「高リコピントマト」がサラダやサンドイッチ、冷製生パスタには、生のまま使われる。また、弁当やおにぎりには、加工したトマトソースなどが使用される。いずれの商品も高リコピントマトを手軽に口にすることができるため、リコピンを手軽に摂取できる。
カゴメ社では、約40年前に既にリコピンに着目しており、リコピンが健康にどのような影響を及ぼすのか解明してきた。今後も大学や研究機関と共同で、リコピンの効能ついてさらなる研究を進めていく。
また、ローソンでは、「野菜を食べよう」や「商品パッケージに糖質表記」という、現代の健康への関心の高まりを背景にした商品開発を推進している。カゴメの「高リコピントマト」を使用した商品は、2015年から販売されており、今回で3度目となる。
ローソンでは、今後も「毎日の食生活を通して野菜をたくさん摂取したい」という要望に応えるべく、サラダなど野菜を豊富に使用した高付加価値商品の開発と販売を強化する。
厚生労働省によると、野菜に含まれるカリウムや食物繊維、抗酸化ビタミンは、がんや循環器疾患の予防に効果的に働くそうだ。一日の野菜摂取量の目標は、350g以上だとされている。日本人の野菜摂取量は総じてこれより少ないと言われているが、ローソンなどのコンビニエンスストアで、手軽に栄養価の高い野菜を使った商品が販売されると、朝食やランチでも野菜の摂取量を増やすことができることになる。(記事:服部小夜子・記事一覧を見る)