イタリア、絶景サン・レオが舞台の夏に見たい「 ルパン三世 カリオストロの城 」
2017年6月3日 21:04
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
2017年1月20日にMX4D版が上映された「ルパン三世 カリオストロの城」。3D化はなかったものの、音声に何年も時間をかけたというお話のデジタルリマスター版が元に作られたもので臨場感があり、とても良かったと聞きます。
そんな「ルパン三世 カリオストロの城」を観たことがない方も過去に観たよという方も大好きな作品なんだよねという方も、
夏に合わせて宮崎駿監督のルパン三世の世界へ訪れてみませんか?
■「 ルパン三世 カリオストロの城 」宮崎駿監督ならではの、魅力と見所
「ルパン三世 カリオストロの城」は、1979年12月15日に公開された映画です。少しは時代を感じさせるものの、今から38年前の作品とは思えない作品です。
本編の長さは、100分ほどなので見応えがあり、なおかつ集中を保っていられる時間です。
効果音や演出が今の主流とは表現方法が違う感じがしてとても面白く、しかしどことなく今のジブリっぽさを感じられます。
タバコに関しても今じゃ観られない演出が多いのではと思います。
これぞアニメ!といった表現(屋根を走り駆け抜けるetc.)もあり、中々楽しいものがあります。
ルパンと次元が仲良さそうに仕事に励んでいたり、気ままに旅をしている様が観られて楽しい気持ちになります。
こういう悪ふざけやノリが合う関係って素敵だなぁと思わせてくれます。
ルパンの愛車にギミック(ターボ)がついてるのも宮崎駿監督作品らしいですね。そのターボで車がとんでもないスピードを出せる、というのはわかっていてもドキドキします。
五ェ門と銭形警部の登場シーンは、待ってました!と思わず声が出てしまうほど、グッドタイミングでの登場だと思います。
そしてカリオストロ伯爵を共通の敵と認定し、ルパンと銭形警部の休戦&共闘も胸熱です。
やはり、食事がとてもおいしそうなのが流石だと思います。
後半の花嫁クラリス姫の儚すぎる美しさの描かれ方にもぐっとくるものがあります。
埼玉県警はつよいですね。
■舞台はサン・レオという城塞のある村
イタリアのサン・レオという場所が舞台です。世界遺産にも登録されている街だけあって、雰囲気もあり、とても綺麗な町並みだそうです。
そこには、カリオストロ城のモデルとなった古城、サンレオ城があります。
「ルパン三世 カリオストロの城」で描かれるお城も、実物と負けず劣らずムードたっぷりです。
水の表現も涼しげで、観ているだけで涼を感じます。
終盤のクラリス姫とルパン三世が歩くシーンの幻想感は圧巻です。
色々と宮崎駿監督の話が出る今、あえて「ルパン三世 カリオストロの城」を選んで、観てみてはいかがでしょうか?
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(あにぶ編集部/犬童 ヌル)
原作:モンキー・パンチ©TMS