稲田防衛相、シャングリラ会合でアジア安全保障に対する日本の考え発信
2017年6月3日 08:52
各国の国防大臣が一堂に会するシンガポール・シャングリラ会合へ出席する稲田朋美防衛大臣は2日、記者会見し「アジア地域の安全保障上の課題について、わが国の考え方を発信したい」としたうえで「この機会を利用し、できる限り多くの国と会談を行い、地域の安全保障課題等について意見交換したい」との考えを示した。
二か国、三か国間での会談では「シンガポールのウン・エンヘン国防大臣、米国のマティス国防長官、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防部長官、マレーシアのヒシャムディン国防大臣との会談をはじめ日米豪及び日米韓防衛大臣会談、その他の会談も時間が許す限り行うべく最終的な調整を進めている」と述べた。
稲田防衛大臣は、米国・マティス国防長官との会談では「北朝鮮情勢を含めた地域の課題、日米ガイドラインの下での防衛協力、米軍再編等、幅広い安全保障上の課題について忌憚なく意見交換をし、日米関係を深化させていくものにしたい」と語った。(編集担当:森高龍二)