二階幹事長、米パリ協定離脱に日本は日本の見解での対応が大事
2017年6月3日 08:56
米国・トランプ大統領がパリ協定離脱を表明したことについて、自民党の二階俊博幹事長は2日の記者会見で「アメリカの動きについて党として特に意見あるいは話題になっているわけではない」とし、日本は日本の見解での対応が大事で、国際社会からもその方が受け入れられると強調した。
二階幹事長は「アメリカが何かを言うとすぐこっちが追随していくという習慣はできるだけやめた方がいいということを私は常々思っている」とした。
二階幹事長は「事の内容如何にかかわらず、何かあると、アメリカがこう言ったというと日本は今まで言っていたことの主張をまた捻じ曲げてというか、言っていたことと反対のことになっていったりする場合がなかったわけではない」と自嘲した。
二階幹事長は「日本は日本としての見解、それがアメリカと一致する場合はそれで大いにお互いに結構なことだと思いますが、違ったって一向構わないということで、対応していくことが大事だ。国際社会からもその方が受け容れられる。日本の意見を聞かなくたってアメリカの意見を聞けば日本の意見は分かるんだと、これじゃまずいですよね」と記者団の質問に答えた。(編集担当:森高龍二)