アジア最大級ファッション見本市「香港ファッション・ウィーク春/夏」7月開催

2017年5月31日 07:35

2016年春夏展の模様(アパレルウェブ撮影)

 アジア最大級のファッション見本市「第24回香港ファッション・ウィーク春/夏」(香港貿易発展局主催)が2017年7月10~13日の4日間に渡り、香港コンベンション&エキシビションセンターで開催される。約1,100の出展者が参加し、アパレルからアクセサリー、ファッション雑貨、テキスタイル、ファッション関連サービスに至る最新コレクションを披露する。

 レディスウエアやメンズウエアをはじめ、イブニングウエア、スポーツウエア、ベビーウエア&子供服、ランジェリー、バッグ&ハンドバッグ、コスチュームジュエリー、靴、ボタン&レーベル、テキスタイルなど、ファッションに関わるあらゆるカテゴリーを網羅。近年のアスレジャーの隆盛を受け、今年1月の秋冬展と同様、「スポーツウエア」と「アーバン・エッセンシャルズ」という2つのゾーンを新設する予定だ。

 また会場内ではブース展示のほか、出展者によるプレゼンテーションやランウェイショーを実施。トレンド予測サービスを提供するFashion Snoopsなどによる市場動向セミナーや、香港紡織及び成衣研究中心(HKRITA)によるウエアラブルファッション技術に関する講演も予定している。

 日本からは12社(前回は7社)が出展し、うち8社が初出展となる。中小企業の産業支援を行う国際ファッションセンターのサポートによる展示ブースには、林きょうこデザイナーによるレザーバッグブランド「コケット(Coquette)」 や、制服ファッションブランド「Lucy Pop(ルーシーポップ)」(株式会社響/神山太代表)など7社が出展。合同展示会「IFF MAGIC JAPAN」との交換プログラムにより2社が出展する。

 「コケット」は2004年のスタート以来、メイドインジャパンにこだわったバッグを発表。パリのウーマンやトラノイなど海外展にも積極的に参加しているが、同イベントに出展するのは初めてとなる。異色の出展者は、検査・品質評価などのサービスを提供している一般財団法人ニッセンケン品質評価センター。同機関は、糸や生地そのものの性能をはじめ、繊維製品に関連する素材の安全性・機能性を評価する第三者検査機関。すでに中国や香港、インドネシア、インド、バングラデシュなど海外7カ国に拠点を持ち、中国や欧州向け検査にも対応している。「来場者だけでなく出展者にも積極的にアプローチし、提供しているサービスを香港からアジアに広めて行きたい」(同機関)という。

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