現代人の生活必需品スマホ、8割以上に「スマホ老眼」の疑いあり

2017年5月24日 08:10

 朝から夜まで長時間使用している「スマホ」。断続的に利用している人が多いと思うが、1日の閲覧時間を総合すると意外と多いもの。中には1日の閲覧7時間という依存症の人もいるようだ。ファンケルが、20代から40代のスマートフォンユーザー男女500名を対象に「現代人のスマホとの付き合い方に関する意識と実態」の調査を行っている。

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 調査によると、スマホを閲覧して体への影響を実感している人は実に多いことが分かった。「スマホ」を見ていて目の疲れを感じた経験がある人はなんと83%という高い数字となった。具体的な症状としては、「目がしょぼしょぼして疲れがたまっているような気がする」(37歳・男性)、「電車や待ち時間など手すきの時にはスマホを見ているので、常に目が疲れる」(22歳・女性)などの意見が多く寄せられた。

 日本眼科医学会によると、スマホを長時間利用することで多くの人が「スマホ老眼」に陥っている可能性が考えられると指摘。スマホ老眼とは、加齢による老眼と同様、眼のピント調節がスムーズにできないことによって起こる。ただし、加齢による老眼と異なり、若い世代にみられるスマホ老眼の場合、症状は一時的なことが多く、目の疲れを取り除いてやることで正常になる確率が大きく上がるようだ。

 スマホを手放すことがなかなかできない人たちが実に多いが、実際スマホの存在をどう感じているのかと質問すると、第1位が「自分の大好きなこと、趣味が詰まった宝箱」(43%)、第2位「ショッピングに欠かせないアイテム」(40%)、第3位「自分のすべてのデータが詰まっている自分の分身」(30%)という結果だった。スマホを寝るまで手放せないという人も63%もあり、現代人がスマホに依存する生活を送っていることも判明。さらに、スマホを断ち切る「断(だん)スマホ」をたった半日でも耐えられないという現代人の一面も明らかに。

 つまり、スマホで趣味・プライベート管理などを行っている人が多く、一度スマホを持ってしまうとその便利さにどっぷりはまってしまい、もはやスマホ無しでは生活が成り立たないという人が多いようだ。だがスマホ長時間利用とスマホ老眼は常に隣り合わせである。日本眼科医学会では現代人はスマホ老眼のケアの必要性があると主張している。目薬やサプリメントで自分の目への感謝・いたわりをどうぞお忘れなく!(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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