国会議員1人1000人程度の党員確保へ 自民

2017年5月21日 17:26

 2020年に新しい憲法を施行させたいとの安倍晋三総裁の目標にそった対応を図る意味もあるのか、自民党は憲法改正発議、その後の国民投票を視野に、党勢拡大へ、国会議員1人1000人程度の党員確保へ発破をかけるよう。党員確保を選挙の党公認判断材料にすることもちらつかせている。

 自民党の二階俊博幹事長は19日の記者会見で「10万近い票を(選挙で)頂戴してくる(国会)議員でしょ。1000人くらいの党員が集められなくて、次の公認については考えなきゃいけないという声が党内にあるのですよ」と語った。

 二階幹事長は「党内の意見が(党員を)一生懸命集める人と何もしない人との、これでいいのかと言われれば、答えはおのずから明らかですから、そこはこれから皆で激励し合いながら」と語った。

 そのうえで二階幹事長は「例にふさわしいかどうか分かりませんが、学校のときにあるじゃないですか。うんと出来のいい人とそうでない人と。そうでない人も包み込んでいくのが自民党のよさですから」としながらも「あまり包み込まれる方に入らないように。役職はもらいたい、海外は出張したい、何はどうだって、そんなことを言う人もなかにはおりますよ。だけど、党員募集にしっかりやっていただかなきゃならんということは、もう、申すに及ばんことですよ」と。

 また「いきなりどの県、どの議員のところが何名というようなことを皆さんに発表するようなことは、今はいたしませんが、ある一定の時期が来れば・・・」。二階幹事長の話からは1人1000人の党員確保は事実上のノルマのよう。(編集担当:森高龍二)

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