ホンダ、燃料電池車「CLARITY」をタクシーとして運用開始
2017年5月20日 12:16
ホンダが発売する燃料電池車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」をタクシーとして供用する。燃料電池自動車(FCV)の将来の用途拡大に向けた新たな試みである。2017年6月末をめどに、タクシー運用を開始するとした。
この運用に協力するのはタクシー4社。帝都自動車交通株式会社(東京都中央区)、株式会社仙台タクシー(宮城県仙台市)、大宮自動車有限会社(埼玉県さいたま市)、日野交通株式会社(神奈川県横浜市)である。
クラリティFCVは、一回の水素充填で走行できる距離が約750km。一回あたりの水素充填時間は3分程度というガソリン車と変わらない使い勝手や、セダンタイプのFCVとして初めて5人乗りを実現した居住性、電動車ならではの静かで力強くなめらかなドライブフィールの乗用車だ。
ホンダはFCVの本格普及に向け、このタクシー運用を通じて得られた走行データなどのさまざまな情報をフィードバックし、FCVのさらなる性能アップに向けた研究開発に取り組むとしている。この夏、「CLARITY」タクシーが走る姿が見られる。(編集担当:吉田恒)