つぐもも 六本目「思い出と幼馴染」【感想レビュー】
2017年5月18日 11:42
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
桐葉と出会って以来、続々とあまそぎの騒動に巻き込まれているかずやさん。そういえばすそを引き寄せる体質だと言っていましたが、なぜそんな体質なのか気になりますね。
さてさてそんな中、今回の話はなんと学校がギャルゲー世界になってしまうというお話。日本神話に付随するテーマにギャルゲーっていろいろ大丈夫なんですかね..と思いましたが、この話での攻略対象はちさとだったので問題なかったようです。
まぁ他の神話に出てくる神が対象のゲームなんていっぱいありそうだしなぁと的外れなことを考えながら見ていた第6話。レビュー開始です。
■つぐもも 六本目「思い出と幼馴染」のあらすじ
かずやの幼馴染のちさとは、大門という男に告白されていたが、好きな人がいるという理由で断っていた。それを見たかずやは「好きな人って誰?」と聞くが、さすがに答えず。
しかし次の日の朝、かずやが学校に行くと、そこにはギャルゲーのような男女がいちゃいちゃしながら会話を選択している光景が!そしてちさとがかずやに放った一言は…
■鈍感な幼馴染を持つと苦労する
突然の告白シーン。ちさとが大門という男に告白されているのを覗き見るかずやと桐葉。
熱烈なアプローチを受けるちさとだが、回答は
「好きな人がいるんです。だから、ごめんなさい」
であった。無念。
「へー、ちさとって、好きな人いるんだ」
あいかわらずの朴念仁っぷりにため息をつく桐葉。エロマンガ先生なら「このラノベ主人公め!」と怒るところだろう。
なおオープニング前には、つぐももの世界に関する用語の説明がされる(『つぐもも』や『すそ返し』など)のだが、今回の用語ははなぜか『ギャルゲー』。
「ギャルゲーは文学であり、哲学であり、人生である。」
17歳教の教祖様からのありがたい言葉です。
かずやの部屋。ちさとの告白されるシーンを盗み見ていたかずやは、ちさとの好きな人は誰なのかを訪ねていく。幼馴染ゆえの遠慮のなさなのだろうが、これはこれで傷つく。
嫌です変態!と当然のように拒否をするちさとの傍らには、今日のお菓子をせがむ桐葉。
プリンは冷蔵庫に入れていたのでって、なんかもうちさとさん半同棲してませんかね?
そんな中、ちさとのカバンを漁ると、中には謎の人形が。ずいぶんと慌てふためくちさとはなんでもないとは言うが…。
その日の別の時間。
「好きな人がいるぅ?とんだビッチが!」
なんとも汚い言葉で暗い中ゲームを進める男の姿…あれこれ俺じゃね?と思っていたら、さっきちさとに告白をしていた大門だった。よかった俺じゃなかった。
するといきなり、画面には『ならば願えばいい』との一言が。
■つぐもも学園!
次の日の学校。妙にピンクい雰囲気が増した雰囲気になっている。
男子と女子が接近しているというか、なんというか。
「遅刻遅刻〜!」
どかん!(土管)
目の前には縞パン!傍らにはくわえていた食パン!っていつの時代だよ!
「あんたパンツ見たでしょ!」とまたもテンプレートのような怒号とシチュエーションにたじろぐかずやだが…ふくれっ面の女の子の前には、謎のメッセージ枠が表示されていた。
1. そんなことよりケガはない?
2. しましまパンツなんて見てないよ!?
3. ぶつかっといて逆ギレかよ!!
4. 自由入力
自由入力なんてギャルゲーに出てくるんですか?という筆者(ギャルゲー未経験)の感想はさておき、選択の制限時間は刻々と過ぎていく。
「しましまパンツなんて見てないよ!?」を選択するが、当然回答は
「さいてー!」
平手打ち。そりゃ見たと言っているようなものだからね。仕方ないね。
何が起きているのかよくわからないまま、とりあえず教室に入るかずや。その目の先には、男女仲良く会話する姿に、どの男の前にも、さっきと同じようなメッセージ枠が。なんでも桜の木の下で告白すると必ず結ばれるという伝説のイベントが今日あるのだという。桜の木なんて学校にあったか…?と疑問に思うかずやだが、実は一本だけ見事に存在しておりました。
「かずや。わしはもうわかったぞ。これは『ギャルゲー』のあまそぎの仕業じゃな」
妙にギャルゲーに詳しい桐葉。かずやが治に借りていたゲームを桐葉がプレイしていたようで、なかなかどうして楽しめたという。
ちさとと大門が会話している。
「よっし、コンボ成功!」と言っているが…?
「気安く話しかけないでください。加賀見くん。」
今までと打って変わって態度が違うちさと。何か脅迫でもされたのかと問い詰めるかずやだが、大門に突き飛ばされ、あげくちさとには平手打ちを食らってしまう。
大門のセリフに出た『このピュアハートじゃ敵うやつはいない』という言葉にひっかかる桐葉は、あまそぎの大本はこの大門だと見破る。ピュアハートというのはゲーム名だとわかっている桐葉さんぱねぇ。
そうとわかるや否や、早速大門にあまそぎを使っているだろと取っ掛かるかずや。しかし、大門の親衛隊(女性4人)によってコテンパンにやられてしまった。
「わしはあまそぎを見つけ出し、ゲームを中断させる。お前はちさとを攻略するのじゃ!」
かずやが向かうのは、こういうのにもっとも詳しいであろう治のいるところへ。
「いいでしょう純鳩(ピュアハートの略称)は全キャラ攻略済みです」これ元ネタはTo Heartだろうか?
ピュアハートについて熱く語り始める治。なんでもこのゲームは自由な行動フレキシブル恋愛シミュレーションシステムがあり、この逆境では、自由入力で巻き返すしかないとのことだ。
「いざ、近石ちさと攻略へ!」
かずやのギャルゲー攻略が、今始まる!
■幼馴染攻略大作戦
いきなりゆったりとしたゲーム音楽とともに始まるOP。どうやらこのOPも、元ネタToHeartのOPらしいですね。つーか何気にさっきの縞パンの女の子も攻略対象なんすね。
早速ちさとに逢うかずや。相変わらず冷たい態度なことに戸惑うが、治は今からコンボをつなげて急速に親愛度をあげる以外はないという。それなら桐葉と一緒にあまそぎぶっ倒した方が早くない?というのは野暮なお話です。
さて、早速選択肢が現れる。
1. 昨日のドラマ見た?
2. 髪切った?
3. Hな話題 ←
4. 自由入力
一個だけあからさまにおかしい。
しかしこの選択肢ではインパクトがない!ちさとの性格に合わせたベストな回答を探すかずやの答えは…
「今日の数学でわからなかった問題があるから教えてくれないか!」
「学級委員の務めですね…いいですよ?」
いやそれで頬を赤らめるのか委員長!しかしなんとか勉強に連れ出すことに成功したかずやは、勉強中に出た次の選択肢へ。
1. この公式がわからない
2. 教え方が上手だね
3. 千里は眉毛が太いな
4. 自由入力
さっきよりはまともです。しかしかずや選手はなんとちさとの手を取り
「ちさとの手、すごく綺麗だね」
キャラに似合わない自由行動。流れを無視した朴念仁は無残にも好感度ダウン。
お昼。いつもなら喜んで一緒に食べてそうな風景なのだが、今は状況が違う。でも治のお世辞一つでまんざらでもない感を出すあたり、ちさとの性格は変わってない(と思う)。
続いての選択肢。
1. おいしそうな弁当だね
2. その玉子焼きちょうだい
3. ちさとって料理上手だね
4. 自由入力
「ちさと」表記なのか「千里」表記なのかはっきりしろやこのゲームゥ!
かずや選手の回答は、なんと「お母さんが作る弁当みたいだね」!
ただの料理上手というだけでなく、ちさとの努力も褒めてあげるような一言で見事好感度アップ!ついでに玉子焼きも一つゲット!
「うわぁ、この玉子焼きふわふわだ!毎日食べたいよ!」
「ちさとはいいお嫁さんになるね!」
…普段から言ってあげればいいのになぁ。
好感度急上昇中のちさとだが、ちさとから出てきた質問は「桐葉さんはどうしました?」という選択肢なしのイベント。ゲームであれば問題ない会話で終わるのだが、ここは一応現実世界。さりげない一言でも攻略には十分に影響を与えてしまう。そんなことも知らず、体操服で昼寝でもしてるんじゃないかと答えてしまうかずやの余計な一言。
「加賀見くんは体操服が好きなんですね?」
先の図書館のあまそぎ騒動後の情事を思い出したちさとの、ドスの効いた一言。なぜかずやと桐葉が同じベッドにいたことを思い出しているのかは気にしちゃいけない。
『ちさとは めちゃおこだ!』
かずやの回答の一つ一つでさらに好感度が下がっていく中、メッセージ枠には爆弾が!
ば く は つ す る 〜 〜 ! !(FF4並感)
■二人だけの「おままごと」
あえなく「さいてー」の一言で好感度は0以下に。
桐葉もあまそぎを見つけられずじまいで、状況は悪化する一方だ。
一つだけ、これから好感度マックスにできる方法はあるのだという。
いわゆるバグ技らしいが…?その方法は、通称『略奪コンボ』。どこの通称なのだろう…?
ある特定に手順で、放課後の1シーンに会話シーンを追加することができるのだという。しかしそれには、一言で大門を超えなければならない。
時刻はすでに放課後。大門がすでにちさとに告白中だが、そこにかずやが割りいってくる。
略奪コンボについて知っている大門は、そんな一言がお前にあるわけがないと強情だが、
それをよそにかずやはカバンから2つの人形を取り出す。
「これで、またおままごとしよう」
かずやが持ってきたのは、小さい頃にちさとと一緒におままごとで遊んでいた時の人形だった。周りから女おとこと言われることを嫌がり、おままごとを拒否するかずやに「せめてお父さんお人形だけでも持ってて。またおままごとしてくれるの待ってるね。」と言って、お互いに持っていたのだろう
「そんなの、断れないじゃないですか…!」
大門を退け、かずやに飛びつくちさと。見事好感度急上昇に成功をした。と同時に、ゲームでも現実でも勝つことのできなかった大門は、泣き叫びながらその場を後にする。
治の「現実でもゲームでも敗北。いたたまれませんね」という一言が妙に心に痛むのはなんでだろうなぁー!
■おままごと(意味深)
保健室。まだあまそぎを破壊していないため、治と桐葉は大門を探しにいく。
疲れきったかずやとちさとはそれぞれのベッドで眠りにつくが…。
夕方。そこには、なんと裸でキスをするちさとが!しかもなぜか手足は縛られているうえ、パンツ以外は脱がされている有様。
「愛し合いましょう…」
ギャルゲーだよね?ここで終わればいちご10◯%と同じ描写だけで済むから問題ないはずだよね!?と思う最中、大門を見つけ出した治と桐葉は、今回起動していたピュアハートがPC版であることを知る。PC版。
「X-RATED!!つまりエロゲーです」
「なんじゃと!」
治と大門はPCを止めに、桐葉は2人の元へ急ぐ!その結果は…。
次の日。無事にあまそぎを破壊し、その場を収めることに成功したおかげで、学校はいつもの雰囲気に戻ったようだ。
どうやらかずやとちさとの仲も元に戻ったようで、昨日のことを思い出すおかげでうまく目を合わせられない模様。
桐葉が駆けつけた時には、すでに2人は離れていたらしく、おそらくあまそぎの破壊が先にできていたのだろうが、かずやは桐葉がどんなに問いただしても「どこまでいったか」は教えなかったそうだ。
■最後の最後でドエロスな展開!
またなんともカオスな回でしたね…。ギャルゲーの経験があまりない筆者(強いて言うてアイドルマスターくらい)なので「あるある感」よりは「攻略って大変やな」と感じながら見ておりました。
しかしやたら原作はエロいエロいと言われながら、今まではバトル展開も多かったつぐももですが、終盤でついにまぁど直球なエロスがきましたね!
かずやはどこまでされたか言わなかったらしいですが、あれ影だけだと完全にちさと咥えてましたよね。いやナニがとは言わないですけども。
(あにぶ編集部/頭皮パッション)
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