元気の源「朝ごはん」 朝食食べる人の割合や内容は? 朝食事情調査
2017年5月18日 09:08
朝ごはんを食べる人は健康な人が多いと言われている。近年では日本臨床栄養学会など医療機関も「早寝早起き朝ごはん」は健康維持に役立つことを力説している。健康はもちろん、仕事のできる人は朝食を食べているなど、朝食神話も話題だ。では実際朝食を食べる人はどれくらいいるのか?勝手にランキングというWEBサイトが全国の男女約21,000人を対象に「朝食について」アンケートを行っている。
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アンケートによると、毎朝食べるという人の割合は69%だった。週の半分は食べるが11.6%、それ以下の頻度で食べるが9.5%。全く食べないが10.0%。世の中の人々は実は意外と朝食を食べていることが判明。朝食をとる理由には、食べないと1日頭が働かないなどの声が最も多かった。その一方で食べない人の理由は、「食欲がない・お腹が全く空かない」「食べるとお腹の調子が悪くなる」など、人それぞれリズムがあるようだ。
朝食で何を食べているか?という問いには、第1位「パン」(57.1%)、第2位「お米・おにぎり」(47.6%)、第3位「味噌汁・吸い物」(35.9%)、第4位「ヨーグルト」(31.0%)、第5位「卵料理」(29.4%)となった。近年は、トーストや菓子パンなど、手軽に食べることができるパン派が主流のようだ。続いては和食の定番、ごはんと味噌汁・お吸い物だった。炊飯器の予約機能、インスタント味噌汁を利用する人も増えている。
朝食の準備は誰が行っているのか?という質問には、第1位は「自分で作る」(49.2%)。第2位が「家族が作る」(36.8%)、第3位「コンビニなど」(7.9%)となっている。一人暮らしはもちろんだが、朝が早いお父さんなどは自分で朝食を作って食べている人も多いようだ。
健康は食事からと言われて久しいが、「何を、食べたらいいか」だけでなく、「いつ、食べたらいいか」も重要。「時間栄養学」では、体内時計のスムーズな発動やブドウ糖をエネルギー源とする脳の働きを活発化するためには、朝食を摂ったほうが良いと主張。一方で、朝食の食べ過ぎは体へ負担をかけるためにNG。軽めの朝食をきちんと食べることを推奨する。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)