ローソン、コンビニサラダの品揃えを大幅に拡大

2017年5月16日 16:56

 ローソンは、サラダの種類を大幅に増やして売り出すことを決めた。お弁当やおにぎりとのコンビネーションも楽しめる。ヘルシー志向の高まりを受け、2月に一部店舗で、コンビニサラダの品揃えを通常の1.5倍、26種類にまで増やし、陳列棚も5段に拡げて試験的に販売したところ、1日1店舗あたりの平均売り上げは、前年比150%も伸びた。これを受けて、5月からは全国の店舗でバリエーション豊かなサラダが販売されることとなった。また、約10,000店舗のローソンでは、商品陳列棚を5段にして販売する。

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 日々の食事の中に野菜をたくさん取り入れてビタミンやミネラルを摂取し、健康的な生活を送りたいと思う人が増えている。ローソンは、生野菜が中心の、おにぎりやパンなど他の商品と組み合せやすいサラダや、野菜と雑穀を使用することで栄養価を高め、ひとつのサラダで1食分をまかなえるサラダなどを発売する。多様な食生活のスタイルに対応できる豊富な種類のサラダが揃えられる。

 これに先立ち行われた購買状況の調査では、ほとんどの顧客がサラダと他の商品を一緒に購入していることが分かった。ベーカリーやフライドフーズ、おにぎりなどとサラダを買う人が多い。サラダのバリエーションを増やした店舗では、日配食品やグリーンスムージーなどのチルド飲料、ブランパンとサラダを組み合わせて買う顧客が増加している。サラダと他の食品を組み合わせることで、豊かな献立を楽しむ人や、栄養バランスを考えたケルシーな食事を意識する人が増えたためと考えられている。

 サラダの原料になる野菜は、主にローソンの専用農場「ローソンファーム」で栽培されている。ローソンファーム千葉が出資する野菜加工工場「香取プロセスセンター」では、ローソンファーム千葉や契約農家で採れた野菜を加工し、そのままの状態でサラダを製造する近隣のベンダー工場に運んでいる。産地の近くでカットされたキャベツやニンジンは、鮮度を保ったままベンダー工場に供給され、フレッシュなサラダとして陳列される。

 ローソンでは、ローソンファームを中心とした第6次産業を推進し、サラダなどの中食食品の原料を増やす。それと共に、地域限定商品を開発して、原料の産地における地産地消も活性化させる。

 「サーモンのサラダ」や「ローストビーフのサラダ」、「こんにゃく麺と蒸し鶏のサラダ」などを順次発売予定。酒と塩麹に漬け込んだサーモンやボリュームたっぷりのローストビーフと、キャベツ、玉ねぎ、ブロッコリー、紫玉ねぎ、ニンジンなど、彩豊かな野菜が組み合わせられている。国は、一日の野菜摂取量350gを推奨しているが、豊富な種類の野菜を手軽に食べられて、バリエーション豊富なローソンのサラダは、健康な食生活への意識が高い人はもちろん、野菜不足に陥りがちな人の食生活をも豊かにする、魅力あふれるラインナップだ。(記事:服部小夜子・記事一覧を見る

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