日韓防衛協力を更に進めていきたい 稲田防衛相
2017年5月13日 11:36
稲田朋美防衛大臣は12日の記者会見で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領下での日韓防衛当局・防衛大臣間の関係構築について記者団に問われ「韓国はわが国にとって戦略的利益を共有する最も重要な隣国であり、日韓両国の協力と連携はこの地域の平和と安定にとって不可欠だと思っている」とした。
そのうえで「防衛省・自衛隊としても韓国との協力を強化し、北朝鮮の核・ミサイル問題を含む様々な安全保障上の課題に一致して取組むことが重要であり、新政権との間でも様々な機会を捉え、日韓防衛協力を更に進めていきたい」と語った。
また、GSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)について「昨年末にこの協定が発効したことによって、非常に円滑な情報交換を行っていくことが可能になった」とし「新政権の間でも是非、GSOMIAを通じて迅速な情報交換を行っていくことが重要」と語った。
また「韓国国防部は今年1月に実施した2017年国防部業務報告の中で、過去4年間の主な成果として、日韓GSOMIAの締結に言及しているので、GSOMIAの重要性については十分に認識をしているというふうに承知をしている」と語った。(編集担当:森高龍二)