つぐもも 四本目「土地神の試練」【感想レビュー】

2017年5月9日 11:16

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 加賀見かずやをこの地の『すそはらい』にさせたい菊理媛と、それをなんとしてでも拒絶する桐葉の攻防。しかし能面で能力を強化している菊理の水の力は絶大で、桐葉は防戦一方を強いられる。巨大な水の塊「みなづち」を前にどうすることもできない桐葉とかずやだが、果たして展開はどのようになるのやら!

■つぐもも 四本目「土地神の試練」のあらすじ


 水を司る神『菊理媛』から『すそはらい』になるよう命じられるかずやに、すそはらいになることを拒絶させる桐葉。

 二人の意見は食いあわず、力を持って強硬手段に出ることに。絶体絶命のピンチの中、かずやは夢の中である少女に出会い、桐葉を従わせて自ら戦うことになるが…

■水神の一撃と謎の少女(2人目)


 菊理のみなづちが上空から襲いかかる!帯の盾を使い、なんとかびしょ濡れになりながらも致命傷は避けた桐葉…だが、身体が小さくなっている?!

 どうやら力を消耗し続けると、身体も小さくなってしまうらしい。

 「わしがやられたら仕方ない、菊理に従え。お前が死んでは意味がない」

 頑固な性格の桐葉だが、すでに限界は自覚しているのかもしれない。しかし、かずやがすそはらいになることには反対する。力を使い果たしてもなお、かずやを守り抜く桐葉の意味とはいったい。
その思いも虚しく、2度目のみなづちに飲み込まれてしまう。

 「おーい、おーい。いよっす」

 みなづちに飲みこまれ、かずやが目覚めた先には、謎の少女の姿が。かずやの動揺に目もくれず、絶賛一人語り中。

 「相手は水神様だよ?これがほんとの向こう見ず!なんちゃって、HAHAHA!!」

 みなづちのおかげでただでさえびしょ濡れの中に親父ギャグなんか言われたら凍えてしまいます。

 帰ります。それどころじゃないんでと呆れてその場をあとにしようとするが、少女は続けて

 「桐葉ちゃんを助けて。彼女は『くびき』に囚われている。それを救うのはあなた。

 強くおなり!桐葉ちゃんに守られるのではなく、守ってあげられるくらいにね」

 といきなり真面目モード。

 今の状況を脱するためのヒントとして「必殺技」と「真名」の2単語を授かったが、当然どちらもかずやにはわからない。少女は最後に「知ってるはずだぞ」と言っているが…?

 かずやが再び目覚めると、人工呼吸?桐葉が接吻でかずやを助けている。初キスかどうかはわからないが驚く間もなく、2人で水の中を抜け出す。と思ってたけど案外浅いのね。

 強引にでも戦いを続ける桐葉を制止するかずや。

 「主人、加賀見かずやが命じる。原型に戻れ、綾桜!」

 桐葉の意に反して帯姿に戻ってしまった。ちなみに真名「綾桜」は、第1話の時点で甘えが上がっていましたね。

 菊理の「水鞠」が襲いかかってくる。初めての戦闘でまともに帯の盾を出すこともできないかずやだが、次の「水車」を弾くことには成功する。初めての戦闘にもかかわらず「なかなか筋が良い」と菊理もかずやを評価している。地味に帯の動きだけで感情表現をする桐葉の動作が可愛らしい。

 そんなかずやを試すかのように、巨大な蛟(みずち)を召喚する菊理。しかしかずやは機転を利かし、また夢?で見た少女の助言をもとに、生成した帯の盾を三角状にして見事攻撃を交わす。そのままらせんつづり「八重刃」でとどめを刺しに行くが…!

 菊理は氷の盾で身をかばい、らせんつづりを防ぎきってしまった。

 残念ながら菊理を倒すことはできず、桐葉は追い詰められてしまう。目の前で人質に取られる桐葉を気遣い、結局かずやはすそはらいの任を受けることになってしまう。
氷は溶け、

 「結局、収まるところに収まりましたね。すそはらいとしての活躍、大いに期待していますよ」

 そういうやいなや、能面が外れ、そこにはロリっこがご登場。声も全然違うし、関西弁の女の子が。

■ロリッ子同士のバトル


つぐもも 四本目「土地神の試練」【感想レビュー】

画像引用元:©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会

 「いやぁぁぁぁ見んといてぇぇぇぇぇ!!!!」

 「ぶっはっはー!!なんじゃーその姿はぁー!www」

 こんな声をした悪魔がどこかにいましたね..。

 「神様やで…わしは神様なんやで…?」
「知るかぁボケェー!!」

 お面が外れ、力がなくなった菊理に精一杯『お礼』をし返す桐葉ちゃん(ロリ)。アニメだと見えていないですが、どうやら原作だと相当恥ずかしい格好をさせられたようです。詳しくはコミックスを買いましょうね(ダイマ)。

 今回の争い、どうやら元々はかずやをすそはらいにするために芝居をうったのだという。桐葉を従わせる状況にさせるためとはいえ、割と殺す気まんまんだったのは気のせいだろうか。

 「こんの…ちんちくりんがあぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 神様相手に容赦なくジャイアントスイングをかける付喪神もそうそういないだろうし、やめろ無礼者!といいつつ全く動こうとすらしない部下?もいないだろう。

 夕方の帰り道。ちさとと別れ、かずやは桐葉をおぶって帰路につく。

 「ねぇ、桐葉さん」
「…んぉ?」
「すそはらい、成り行きで受けちゃったけど、できるだけ頑張るから、これからもよろしくね」

 強引な手段だったとはいえ、当初の目的は達成している菊理と黒耀。しかし、これでなんとかなるといった前向きな気分ではなかった。

 「もう、かずやんを信じるしかあらへん」

 菊理の言葉が小さな社に響く。そして戦いの果てにボロボロになったおかげで、風通しの良くなったふすまを見つめる。

 「ところで、これどないしよ」

■桐葉着せ替え大作戦


つぐもも 四本目「土地神の試練」【感想レビュー】

画像引用元:©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会

 ちいさくなってしまった桐葉。どうやら元に戻るには時間がかかるらしい。

 怪我がないか調べるとはいえ、いきなり着物の間(しかも股間)をめくるのはさすがにどうかと思うぞ。

 怪我を心配するかずやをおちょくるように、しかと調べてもらうとするかのうと桐葉。向かった先は…安定のお風呂場。

 一緒に流しっこ。そこも大きくしとるんじゃろ?とまたもおちょくる桐葉にたじろぐかずやくん。イエスロリータノータッチの精神ですよ(触ってるけど)。

 小さくなった身体で広く感じるお風呂でまったりしている中、桐葉はかずやが『らせんつづり 八重刃』を現出させたことを思い出す。あれは、前に仕えていたかずやの母、奏歌のものだった。

 「もしも、もしもね。私がいなくなったら、かずやをお願いね」

 かずやが菊理戦の時に出会った少女と同じ声。その手には赤ちゃんが一人。

 と思いきや…のぼせてしまった。

 かずやの部屋で身体を冷ます桐葉の「かずや、もうわしゃダメじゃ」が妙に親父くさい。プリンをせがむ桐葉をよそに、ふと考える。

 姉の霞に、幼稚園児くらいサイズの服がないかを聞くかずや。桐葉の服がないことを思っての行動なのだが、当然誤解されないわけもなく…。

 「まさか、そっちの趣味に目覚めてしまったというの?!そっちは険しい茨の道なのよ〜!
そぁこーい!歳上の魅力を見せるチャンスよ!」

 色々とレベルの高いお姉ちゃん。明後日の方向に向きすぎる。そして何故「そっちは茨の道」だとわかるんでしょうかねぇ…。

 仕方なく事情を知っているちさとにお願いをするが、時間がかかってしまうとのこと。

 他に手段はないか考えるかずやは、ある人にお願いすることに。

 「お待たせしました。こちらが約束の品です」

 暗い公園で、クラスメイトの治となにやら怪しいやりとり。

 「どうして加賀見君が女児の服を欲しがっているのか。人は誰しも、人には言えない暗い闇を抱えているものでしょう」
「やめて、勝手に納得しないで」

 うん、無理もない。

 プリンと一緒にロリ桐葉の服を借りてきたかずや。早速桐葉に渡してみるが、中身はというと

 「かずやぁ?」
ナース!

 「いったいお前ェ…」
ボンテージ!

 「どういう趣味を…」
スク水!

 「しとるんだ!」
鉄拳制裁!

 もしかしてと思って治に聞いてみたら貸してくれた。漫画の資料らしいが、そんなものどこで使うというのか。そして何故、紐だけにしか見えない水着といい、よく幼子にぴったりの湯服を持っているのか、どこから手に入れたというのか…。

 変わって翌朝。教室には、すでに治とちさとが登校していた。

 「加賀見君。きのうは おたのしみ でしたね」
「え、いや、治?宿屋?あの治?」
「宿屋とはなんですか、かずやくん?」

 すそはらいの任務の他に、ロリコン疑惑属性が追加されることになりましたとさ。そしてさりげなく『宿屋』ネタが入るおまけつき。

■すそはらいの任務が気になる!


 桐葉が拒み続けていた、かずやをすそはらいに任命するという一連の事件。願い叶わずかずやはすそはらいになることを誓ったが、今後かずやの身にはなにが起こるというのだろうか?

 原作に比べてエロの要素が少ない!という声も多いこのアニメですが、1話ごとの構成が、日常、ボケ、ちょいとエロ、バトルものと綺麗に混ざっているおかげで、約20分があっさりと過ぎ去ってしまうように感じられます!

 あ、もちろんえっちぃのは追加しても良いんですよぉ?(ゲス顔)

 つぐもも 三本目「くくりひめ」【感想レビュー】

(あにぶ編集部/頭皮パッション)

©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会

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