NY原油:反発で46.22ドル、押し目買いや米雇用統計改善を受けて46ドル台に戻す
2017年5月6日 08:28
*08:28JST NY原油:反発で46.22ドル、押し目買いや米雇用統計改善を受けて46ドル台に戻す
NY原油先物6月限は反発(NYMEX原油6月限終値:46.22 ↑0.70)。時間外取引(5日のアジア市場)で一時44ドルを下回る場面があったが、短期筋などの押し目買いが入ったことから、原油先物は反転した。5日の通常取引では4月の米雇用統計が予想を上回る強い内容だったことを好感して、原油需要増加への期待が広がり、NY原油先物はしっかりとした動きを見せた。
ただ、市場関係者の間では米国内におけるシェール生産の水準が回復しており、石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国の減産合意が延長されても、供給超過の状態は解消されないとの見方が多い。このため、需要増加につながる新たな材料が提供されない場合、原油先物の上昇が続くことは難しいとみられている。《MT》