よっ!待ってました!押さえておきたいコナン映画のお約束
2017年5月4日 15:18
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
昨年並みの大ヒットとなっている「名探偵コナンから紅の恋歌」が現在上映中です。今年でなんと21作目ということで、「名探偵コナン」の劇場版は非常に長いシリーズとなっています。
そんなコナンの劇場版、毎回かならずと言っていいほど盛り込まれている演出や内容があるのはご存知でしょうか。
毎年見ている人にはごく当たり前になっていますが、久しぶりだったり初めて見る人には「えっ!?」と思えるかもしれない“コナン映画のお約束”を集めてみました。
■工藤新一がここにしか出ないこともある冒頭のあらすじ
劇場版名探偵コナンシリーズでは必ず、初めてコナンを観る人の為にも、あらすじパートが冒頭に用意されています。コナンとは何者なのか?コナンの身の回りにはどんな人物がいるのか?コナンが持っているドラえもんの道具のようなハイスペックアイテムが何なのか?など手短に解説してくれます。
映画ごとにマイナーチェンジを重ねていますが、コナンが高校生から小学生にされてしまうくだりは必ず盛り込まれています。工藤新一役の山口勝平さんがこのあらすじパートのみの登場になってしまうなんてこともあったりするので、ファンこそ流してしまいがちのこのパートもしっかり観てあげてくださいね。
■博士によるなぞなぞコーナー
コナンは推理物なのでキッズ達には難しい!・・・なんて心配はご無用。名探偵コナンの映画には必ず、阿笠博士によるなぞなぞのコーナーが設けられています。大抵、解答はダジャレが鍵になっており難易度が低く簡潔です。
このパートで子供たちも「考える」楽しみが得られるようになっています。近年の作品ではすっかり阿笠博士がなぞなぞを出したがっていて不自然な程になってきましたが、コナン映画では恒例のコーナーなのです。
■なんだか違和感のある小学生の声
コナン映画では決まって小学生ぐらいのモブキャラクターがわずかなシーンですがセリフ付きで登場します。
これも実はコナン映画のお約束要素。毎年、小学生向けに企画している「アフレコ体験会」の一環で用意されているパートです。毎年行われるこのアフレコ体験会に応募した子供たちが、吹替えに挑戦しているのです。自分たちの入れた声が映画館でかかるという夢のような体験が味わえるようになっています。素人さんなので、棒読みだなんて文句言わないであげようネ!
■エンドロールがなぜか実写
忘れちゃいけないのがコナン映画名物とも言える“実写エンドロール”。お城が舞台ならお城、船上が舞台なら船、ビルが舞台なら高層ビル群など・・・その年のテーマに合わせて、実写の映像がエンドロールと一緒に流れます。ドラえもんやしんちゃん、ポケモンなど、コナンのように毎年の定番となっているTVアニメ映画は多々ありますが、エンドロールだけ実写を盛り込む風習があるのはコナンのみ。
これも一風変わったお約束です。エンドロールマニアを自称する私としても非常に味わいがあって、コナン映画のエンドロールは大好きだったりします。
その他、やたら派手なアクションや、コナンが蘭を呼び捨てに叫ぶシーン、蘭が心の中で新一を呼ぶシーン、サッカーボールをアドバルーン並みに膨らます機械の万能性っぷりなど、複数の劇場版コナンシリーズを観ていくと、見覚えのあるシーンがちょいちょい出てきます。そんな中でも、「今年はこうだった!」と新鮮味が感じられる作品を送り出してくる劇場版コナンシリーズの制作陣には恐れ入るのも見事なところ。
今年の「から紅の恋歌」も「こんな切り口があったか!」と思わせる作品になっているので、これらのお約束をおさえながらも、コナン映画が今年はどんなことに挑戦しているかも是非チェックしてみてください。
『 名探偵コナン から紅の恋歌 』の上映を前に、平次&和葉についておさらいをしよう!
(あにぶ編集部/ネジムラ)