Microsoft、Windows 10 Sを正式発表、搭載PCは189ドルから

2017年5月3日 16:20

Microsoftは2日、米国・ニューヨークでメディアイベント「#MicrosoftEDU」を開催し、Windows 10の教育機関向けエディション「Windows 10 S」を正式に発表した。Windows 10 S搭載PCはパートナー各社から発売され、189ドルから入手可能になるという(Windows Experience Blogの記事[1][2])。 Windows 10 SはWindows 10 Cloudという仮称で報じられていたもので、Windows 10 Proの機能制限版となるようだ。Windows 10 Proとの主な違いは、利用可能なアプリがWindowsストアから入手したものに限られる点や、既定のブラウザーがMicrosoft Edgeに固定される点、Edge/IEの検索プロバイダーがBingまたは地域で指定された検索プロバイダーに固定される点、オンプレミスのドメイン参加ができない点が挙げられている。 Win32アプリはUWP版がWindowsストアで提供されていれば利用可能だ。イベントではフルバージョンのOfficeアプリがWindowsストアから入手可能になることも発表されている。 一方、Azure ADドメインへの参加やBitlockerの利用などは可能となっており、実行可能なアプリの制限と既定のブラウザー/検索の設定を除き、機能面ではWindows 10 Homeよりも上となる。ただし、Windows 10で利用可能な周辺機器の多くが利用できるものの、一部の機能が制限される可能性もある。なお、Windows 10 SからWindows 10 Proへのアップグレードは可能だが、Windows 10 Sに戻すことはできないとのこと。 また、Windows 10 Sを搭載するSurface Laptopも発表された。Surface Laptopは13.5インチ(アスペクト比3:2)のタッチスクリーン対応PixelSenseディスプレイを搭載する。解像度は公表されていないが、3.4メガピクセルだという。カラーバリエーションはバーガンディー/プラチナ/コバルトブルー/グラファイトゴールドの4色で、重量は約1.25kg、最厚部14.5mm。キーボードベゼル/パームレストはAlcantara仕上げだ。第7世代のIntel Core i5/i7プロセッサーを搭載し、価格は999ドル~2,199ドルとなっている。

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