【相撲】大相撲夏場所の新番付発表 稀勢の里が最高位の東横綱に
2017年5月1日 17:10
日本相撲協会は1日、14日に初日を迎える大相撲夏場所(両国国技館)の新番付を発表。今年に入って初場所、春場所と連続優勝、夏場所で3場所連続の優勝を狙う横綱・稀勢の里(田子ノ浦部屋)が番付最上位となる東横綱に就くことが決まった。
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日本出身の横綱が東横綱に就くのは、2001年名古屋場所の貴ノ花以来16年ぶりとなる。
■怪我のため春巡業は全休も、夏場所出場に意欲十分
新横綱として迎えた春場所で左大胸筋と左上腕二頭筋を負傷し、4月の春巡業は全休した稀勢の里。
これについて、番付発表に合わせた記者会見では、「応援してくださる方やお客さんに申し訳ない」と謝罪、その上で「そのかわり、5月の夏場所ではいい姿を見せられるように焦らず、治療、トレーニング、稽古に精進するだけ」と語っている。
怪我の状態についても「何週間も経っているし、だいぶ落ち着いて上向きになっている。初日に合わせられるようにしっかりとトレーニングに励みたい」と説明。「トレーニングは下半身が中心。自分自身としっかり向き合えた」と振り返った。
負傷の状態のこともあり、夏場所への出場については「何があるかわからない」として明言を避けた。しかし、「負傷部分の状態が良ければ、明日からでも土俵上で稽古を再開する。できる限りの準備をしたい」とも語り、夏場所出場への意欲を見せた。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る)