自民・二階氏 日中の意思疎通「大変重要」と5月訪中
2017年4月27日 11:09
自民党の二階俊博幹事長は25日の記者会見で29日から5月4日にかけ、フィジー、トンガ、ハワイを訪問すると語った。また14日、15日には中国政府から招待されているとして北京で催される「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムに出席する予定と語った。副団長として榊原定征日本経済団体連合会会長も参加する予定。
この日の会見で二階幹事長は「フィジー、トンガでは各国要人と面会し、人的交流やスポーツを含め、二国間関係の強化や国際条理での協力について意見交換を行う。来年5月に福島県いわき市で催される第8回太平洋・島サミットに向けて協力をお願いしたい」。
また「昨年11月、高知県黒潮町で催された『世界津波の日 高校生サミット』に参加した高校生と直接会って意見交換をする予定。各国において国土の強靭性が強化されることが世界全体の安定と安心につながると考える。世界津波の日の普及啓発を通じ、自然災害の脅威や防災の重要性を喚起したい」と述べた。
ハワイについては「ハワイ大学で『新しい日ハワイ関係の展望』をテーマに経済関係、エネルギー分野での協力や防災協力のあり方などについて講演する予定」とした。
「一帯一路」について二階幹事長は「フォーラムの機会を通じて中国および各国からの参加者の建設的な議論を重ねていきたい。北朝鮮を巡る情勢をはじめ、現下の国際情勢を考えれば、日中間の意思疎通は大変重要だ」とし「日中関係の改善に向けた日中両国政府の取り組みを与党としても積極的に後押ししていきたい」と訪中の目的を語った。(編集担当:森高龍二)