境界のRINNE 第3シリーズ 第1話「ゴールドライセンス」【感想レビュー】

2017年4月24日 18:54

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 「境界のRINNE」第3シリーズの放送がついに始まりました。2期は桜がりんねへの思いを自覚し始めたくらいのところで終わりを迎えましたが、この2人の恋模様は今後どうなっていくのでしょう?

 では早速、第3シリーズ1話「ゴールドライセンス」のレビューをしていきます。

■境界のRINNE 第3シリーズ 第1話「ゴールドライセンス」はいきなりバトル!?


 第3シリーズは、いきなりりんねとその父親・鯖人のバトルから始まります。

 第1シリーズの頃から鯖人に迷惑をかけられてきたりんねが「覚悟しろ、親父!」と怒りの声をぶつけるも、鯖人は「その程度じゃまだまだだね」と余裕の表情。

 りんねの「俺こそがふさわしい!」という言葉から鯖人がまた何かたくらんでいるのではないかと思いますが、この段階ではまだよくわかりません。

 「それをよく見せてもらうぞ」と立ち塞がる鯖人に向かっていくりんね。りんねの鎌が一度怪しく光ったところで、オープニングテーマと共に第3シリーズがスタートしました。

■オープニングテーマレビュー


 疾走感のあるさわやかなナンバーですね。

 水晶玉を持っている美女やどこか魂子を彷彿とさせる若い女死神、さらには六道ファミリーに囲まれるお団子ヘアの少女など新キャラも盛りだくさん。

 個人的には桜を中心にしたカットに2人の男性のシルエット→十文字とりんねが現れる、というシーンがツボです。りんねの方がシルエットが大きいというのもいいですね。

■いつもと違う死神ライセンス更新手続き、その理由は…?


 オープニングテーマの直後に現れるのは百葉箱の前で桜・十文字・りんね・六文の会話シーン。

 「死神」はライセンス制であり、更新手続きのためりんねは1度「あの世」へ行かなければならないというのです。

 六文の心配の種は、百葉箱にお供えされた食べ物が傷まないか…。りんねはすぐ戻るから心配無用と言いますが、少しでも桜と一緒にいたい十文字は「ゆっくりしてくるといい!」と嬉しそうです。

 命数管理局までライセンスの更新にやってきたりんねですが、ライセンスの確認やクラスごとの行列など、いつもとは違う手続きに違和感を覚えます。

 ひょんなことからその理由が偽造ライセンスの大量流通にあること、偽造犯を検挙した死神はライセンスが昇格することを知ったりんねは、命数管理局の記死神・架印(と、偶然居合わせた死神・鳳)と共に霊道を通って犯人を追うことに。

 すっかりおなじみとなったウサギの騙死神が登場したあたりで予想もつきそうなものですが、やはり犯人は騙死神カンパニーの社長である鯖人でした。

 鯖人が偽造なしの本物のゴールドライセンス持ちである事に疑問を抱く3人。通常であれば10年以上地道に浄霊活動を続けなければ取得できないそれを鯖人は高校生の頃に取得したと知り、一行に衝撃が走ります――!

境界のRINNE 第3シリーズ 第1話「ゴールドライセンス」【感想レビュー】

画像引用元:(c)高橋留美子・小学館 NHK・NEP・ShoPro

■鯖人は天才児だった…!?


 鯖人の持つゴールドライセンスの真偽を確かめるため魂子の家にやってきたりんねたち。

 そこで語られたのは鯖人のゴールドライセンス取得には一切の不正がないこと、そして取得の経緯でした。

 鯖人が高校2年生の頃、あまりにも未熟だった鯖人は浄霊実習の追試を受けることに。

 「日没までに100体の霊を浄霊しなければ留年」――そう告げられるも、当時から治らない女たらしのせいで結局1体も浄霊できないまま時間だけが過ぎていきました。

 残すはゴールドライセンス取得者である教師を倒すことでライセンスを昇格させるというやり方でした(魂子いわく「裏技だけどアリ」)。

 戦闘能力は高かった鯖人は教師に勝ち、晴れてゴールドライセンス所持者となった…というのが事の真相です。

■ここでオープニングの戦闘につながる


境界のRINNE 第3シリーズ 第1話「ゴールドライセンス」【感想レビュー】

画像引用元:(c)高橋留美子・小学館 NHK・NEP・ShoPro

 「ゴールドライセンス所持者と戦い、勝てば自分もゴールドライセンスが取得できる」

 この事実に気付いたりんねは魂子の助言もあり、鯖人を倒してライセンスを昇格させることを決意。

 これが冒頭のバトルシーンにつながるわけですね。

 しかし残念ながら鯖人には逃げられ、お供えされていたおにぎりやバナナは結局食べられず…。

 偽物のゴールドライセンスはそれからも出回るも、「チャチな偽物」という噂が広まり売れなくなりました。

 めでたしめでたし……?

■エンディングテーマレビュー


 桜が吹くシャボン玉の中に、登場人物たちが映し出されるという演出が綺麗ですね。

 最後には桜の元に黄泉の羽織を着たりんねが現れる…というのも良いです。

 桜の姿が夕日に照らされている中、夕日の光を受けないりんねの姿が印象に残るエンディングでしたね。

■境界のRINNE 第3シリーズ 第1話「ゴールドライセンス」の統括


 第1話にふさわしく、メインキャラクターがほぼ勢揃いしましたね。

 また、時折ナレーションで解説がつくのもご新規さんにはありがたい配慮です。

 興味深い新キャラもおり、今後どうなっていくのかが楽しみですね!

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(あにぶ編集部/氷雨みやこ)

(c)高橋留美子・小学館 NHK・NEP・ShoPro

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