【銘柄フラッシュ】細谷火工など急伸し池上通信機はJRAからの大口受注で活況高

2017年4月24日 17:08

 24日は、北朝鮮の建軍記念日が25日で国連安保理事会は28日とされ、今週はいつミサイル発射や核実験があってもおかしくないとの懸念が強まり、防衛関連株が再び急伸となった。細谷火工<4274>(JQS)がストップ高の16.3%高となり、石川製作所<6208>(東1)は12.5%高、日本アビオニクス<6946>(東2)は9.6%高、重松製作所<7980>(JQS)は2.8%高。

 パナホーム<1924>(東1)はパナソニック<6752>(東1)による完全子会社化を目指すTOB(株式公開買付)を受けて19.2%高となり東証1部の値上がり率1位。パナソニックは21日の取引終了後、すでに発表していた株式交換による完全子会社化を合意により解約し、1株1200円でのTOBを発表した。池上通信機<6771>(東1)は日本中央競馬会(JRA)から映像伝送システムを総額26億5千万円で受注したとの午後の発表が好感されて17.1%高となり東証1部の値上がり率2位。キムラタン<8107>(東1)は14.3%高となり東証1部の値上がり率3位。

 JMACS(ジェイマックス、旧・日本電線工業)<5817>(東2)は前2月期の黒字化を受けた騰勢相場が収まらず今期の拡大に期待が強いとされて再びストップ高の16.3%高。ネポン<7985>(東2)はJA全農の事業改革が追い風とされて再び出直り10.3%高。川崎化成工業<4117>(東2)は横浜国立大学との共同研究などへの期待が再燃とされて急反発の3.6%高。

 夢展望<3185>(東マ)は筆頭株主の個別トレーニングジムRIZAPグループ<2928>(札ア)との物流関連事業などが好感されて10.5%高。エニグモ<3665>(東マ)はソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA」(バイマ)では、プレミアムユーザー限定の中古品買取サービス「出張買取」開始が期待されて5.1%高の高値更新。

 システム情報<3677>(JQS)は5月末の株式分割が材料視されて15.0%高。カーディナル<7855>(JQS)は前週半ばに大手コンビニエンスストア5社と経済産業省が取り扱い商品1000億個にICタグを貼り付けるとの報道を受けて急伸を開始した勢いが衰えず13.5%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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