ミサイルから身守る方法 政府ポータルサイトに
2017年4月23日 08:22
菅義偉官房長官は21日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本に落下する可能性がある場合、身を守るための行動について、内閣官房国民保護ポータルサイトに掲載したと発表した。
菅官房長官は記者会見で「北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある場合、政府は地方公共団体と連携し、全国瞬時警報システム、いわゆる『Jアラート』を使用し、緊急情報を伝達する」と初期対応を説明。
そのうえで「最近、国民保護ポータルサイトへのアクセス数が急増し、内閣官房などに多数の問合せが寄せられるなど、国民の皆さんが高い関心を持っていることを踏まえ、Jアラートによる緊急情報伝達があった場合、国民の皆さんが身を守るためにとるべき行動をとりまとめ、国民保護ポータルサイトに掲載した」とした。
菅官房長官は「政府としては米国、韓国等と緊密に連携をとりながら、いかなる事態にも対応することができるよう、緊張感をもって、情報収集、警戒監視等万全を期す」とした。
Jアラートが流れた場合、直ちにとるべき行動として(1)屋外でいたら、頑丈な建物や地下街に避難を(2)建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る(3)屋内の場合は窓から離れる。窓のない部屋に移動する。
近くにミサイルが落ちた場合、屋外にいた場合は口と鼻をハンカチで覆い、密封性の高い屋内か風上へ避難する。屋内の場合は換気扇を止め、窓を閉め、目張りして室内を密閉する。(編集担当:森高龍二)