最新CPU搭載PCでWindows 7/8.1の更新プログラム入手可能パッチが開発

2017年4月22日 20:51

MicrosoftはIntelとAMDの第7世代プロセッサーを搭載したPCに対し、Windows 7/8.1の更新プログラム提供をブロックし始めたが、これを迂回するパッチをGitHubユーザーが開発したそうだ(GitHub - zeffy/kb4012218-19Neowinの記事The Registerの記事Softpediaの記事)。 開発者のzeffy氏は、Windows Updateにハードウェアのサポート検出機能が追加されたKB4012218の.msuファイルを展開して解析。この機能を含むwuaueng.dllにパッチを当て、ハードウェアのサポート状態を検出する関数の戻り値が常に1(サポートされるCPU)となるように変更したとのこと。GitHubではKB4012218/KB4012219以降の更新プログラムに含まれるwuaueng.dllにパッチを当てることのできるオールインワンスクリプトも公開されている。Microsoftは19日に新たなマンスリーロールアップのプレビュー(KB4015552 / KB4015553)を公開したが、これらにも早速対応している。 ただし、パッチの効果は一時的なものであり、wuaueng.dllが更新されるたびに新しいパッチを適用する必要がある。また、サポート外のデバイスではMicrosoftによる十分なテストが行われないため、更新プログラムの適用により不具合が発生する可能性もある。 ちなみに、4月の月例更新をインストールするとWindows 7/8.1で将来の更新プログラムがブロックされる問題が発生している「AMD Carrizo DDR4」だが、InfoWorldの記事によると第7世代のBristol Ridge/Stoney Ridgeではなく、CarrizoベースでDDR4をサポートする組み込み向けの「Merlin Falcon」と呼ばれるSoCのようだ。

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