メルセデスのコンパクトSUV「GLA」がマイナーチェンジ、新型は398万円から

2017年4月22日 10:02

 メルセデス・ベンツ日本は、マイナーチェンジした新型「GLA」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規ネットワークで発売すると発表した。

 GLAは、Gクラス、GLS、GLE/GLEクーペ、GLC/GLCクーペと国内最大7モデルとなるメルセデス・ベンツのSUVラインアップのひとつだ。

 GLAは、車高1550mm以下とSUVとして低い全高、コンパクトなボディサイズが最大の特徴だ。35年以上のメルセデスSUV開発の歴史で蓄積したオフロード技術をコンパクトなボディに凝縮し、オールラウンドな走行性能を実現している。さらに、メルセデス・ベンツの基本価値である安全性を具現化する最新鋭の装備を備える。

 今回発売する新型GLAは、メルセデスSUVのオフロード性能を強調するダイナミックなデザイン、走行性能や機能装備など、“SUVらしさ”が進化をした。同時に、トップパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC」は、そのデザインを一新した。

 新型GLAのエクステリアは、メルセデスSUVの多くに採用されている「パンチドグリル」、さらにフロントフォグランプ、そしてアンダーガードがデザインモチーフとなっているフロント&リアバンパーが、SUVのオフロード特性を主張するデザインとなっている。

 リアコンビネーションランプは、新型Eクラスが採用した「クリスタルルック」とし、革新的なリフレクターテクノロジーにより後続車からの被視認性を高め、状況によって発光量を調整することで眩惑を防ぐ。

 デザイン面でSUVらしさを表現しながら、ボディ全体の空力性能の最適化を図り、SUVモデルとしては低いCd値0.29を実現した。ボディカラーは、SUVらしさと華やかさを両立した「キャニオンベージュ」など個性豊かな3色を追加した。

 新型「GLA」に搭載されている、可変トルク配分型4輪駆動システム「4MATIC」は、あらゆる路面状況において常に最適なトラクションを発揮し、高い操縦性と走行安定性を実現する。通常、ほぼ100%前輪駆動で走行し、状況に応じて効率的に後輪にトルクを配分し、高い操縦性と走行安定性を確保。オンロードでもコーナリング時に積極的に後輪にトルクを配分し、俊敏なハンドリングと高い安定性を発揮する。

 4MATICには、急勾配の下り走行の際、アクセルとブレーキを自動制御して車速を自動調整しドライバーがステアリング操作に集中できるDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)が装備される。

 快適装備も充実している。両手がふさがっている際に、リアバンパーの下側に足を近づけることで、センサーが感知し、手を使わずにテールゲートを開閉できる「フットトランクオープナー」は標準装備となる。

 定評のある2リッター直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを最適化し、最高出力135kW(184ps)と最大トルク300Nmを発生する新しいパワートレインを搭載した「GLA 220 4MATIC」を新たにラインアップした。同グレードは、日常のドライブシーンから、ダイナミックなオフロード走行時まで対応する動力性能と燃費経済性を両立したモデルだ。

 なお、「GLA 220 4MATIC」は、9月以降の発売を予定している。

 価格はGLA180の398.0万円、GLA220 4MATICの449.0万円。パワフルなGLA250 4MATICは513.0万円。ホットモデルのAMG GLA45 4MATICは792.0万円である。(編集担当:吉田恒)

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