ホンダ、新型SUV「CR-Vハイブリッド」を上海モーターショーで公開

2017年4月20日 09:29

 現在開かれている2017年上海モーターショー(19~20日プレスデー、21日~28日一般公開)において、ホンダは、新型のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ヴィークル)となる「CR-V HYBRID」を世界初公開した。

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 CR-V ハイブリッド(以下、CR-V)は、その名の通り、2モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-MMD(Intelligent Multi-Mode Drive)」を搭載し、力強い走行性能と優れた環境性能を両立しているという。販売は、まず中国において、今年後半から、現地法人である東風本田汽車有限公司が行う。

 CR-Vという車種(ハイブリッドはつかない)は、元々、1995年にホンダが発売したクロスオーバーSUVである。オフロードの走破性ではやや劣るところがあったものの、デザインの華麗さ、居住性の良さ、そして安価であったことからそこそこの評判を得て、初代は2001年まで販売された。

 そして2代目CR-Vは2001年から2006年まで販売。デザインなどはあまり変わらなかったが、4WDの足回りを強化としてオフロードでの走破性を高め、初代においてあまり評判のよくなかった基本モデルの性能を大幅に向上させた。

 3代目は2006年から2011年。ヨーロッパ、アメリカの市場を意識してボディーサイズを大型化、デザインも一新して高級感をアピール。海外ではそれなりの評判を得たが、日本では存在感を薄れさせてしまった。

 4代目は2011年に登場し、日本では2016年に終売。しかし海外では今も人気が高く、ホンダの世界戦略の要となっている。

 北米モデルは5代目の発売も決定済みだが、肝心の日本モデルが今後どうなるのかは分からない。復活の噂は囁かれているが、真偽のほどは未詳であり、この「CR-V HYBRID」が日本で販売されるのかどうかは、現段階では不明である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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