0歳からプログラム学べる「KUMIITA」、クラウドファンディングで販売
2017年4月18日 21:19
ICONは18日、0歳からプログラミングを学べる知育玩具『KUMIITA(クミータ)』を、クラウドファンディングのプロジェクトを利用して4月20日23時から販売する。人工知能やロボットが普及する時代の知育玩具として、世界での販売も視野に入れている。
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『KUMIITA』は、コンピューター・プログラミングの基礎を、遊びながら学べる知育玩具。コマンドパネルの指示を自走型ロボットが読み取って実行する。わかりやすく可愛いイラストで描かれた指示には、発光・動作・音声などがある。
ロボットの動作はコンピューター処理に見立てている。もし〇〇なら××するといった「分岐」、同じ処理を繰り返し実行する「ループ」といったプログラム手法を、言葉を使わずに学習できる。またエラー停止のパネルもあり、プログラミングの誤りを探す「デバック」の学習も可能だ。
シンプルで可愛らしいデザインは、国際的に活躍する工業デザイナーとの綿密な打ち合わせによって完成したという。両親や祖父母だけでなく、出産祝い品としての購入も想定している。
プロジェクトに賛同する人が資金を提供するクラウドファンディングには、いくつかの手法があるが、今回は提供した資金で製品を買うという形式だ。クラウドファンディングサイトは「KICKSTARTER(キックスターター)」を利用する。2009年に米国でスタートし、これまで1,300万人がプロジジェクトを支援、約12万3,000件のプロジェクトで総額30億ドルが集まった。『KUMIITA』の製品ページは日本時間20日23時よりオープンする。
今回の製品は0~3歳が対象。パネル40枚とロボットがセットになっており、超早割基本セットは195ドルで限定50セット、早割セットは225ドルで限定50セット、通常基本セットは280ドルとなる。将来的には3~6歳・6~12歳を対象としたシリーズも展開する。
ケイコとマナブ.netの調査によると、2016年の「習わせたいランキング」では、初めて「パソコン関連」が登場した。また、昨年よりプログラミングを学べる知育玩具が各社から販売されている。日本ではソニーがロボットプログラミング学習キット「KOOV」を発売した。今後の教育に、プログラミングが普及する流れとなりそうだ。(記事:高橋珠実・記事一覧を見る)