0~7歳児の7割がスマホ利用 スマホと育児に賛否別れる
2017年4月17日 07:36
妊娠・出産・育児情報サイトを運営するベビカムは、乳幼児の子育てでスマホをどのように使っているかを調査するために「スマホと育児」についてのアンケートを実施。421名の0~6歳児をもつ親を対象に調査を行った。
調査によると、子どもにスマホを見せたり、使わせたりしたことがある親は全体の69.4%となった。初めてスマホを見せた時期は、0歳のときが40.4%、1歳のときが33.2%、2歳のときが16.8%で、大半が2歳未満で何らかの形でスマホに触れさせていることがわかった。スマホを使わせるきっかけは、「泣き止ませるため」が3割で最も多かった。確かに子どもを泣き止ませるためにスマホ見せてあやしている親を多く見かけ、子どもを泣き止ますための動画もYouTubeにアップされている。
スマホの使用頻度は、「2~3日に1回」が最も多く29.4%。次いで「4~7日」が22.3%、「毎日」という回答が18.6%であった。1日あたりの使用時間は、「15分以下」が70.3%、「30分前後」が19.3%であった。スマホは高頻度で使われる育児のツールの1つとなっていることが明らかとなった。
では親たちの「スマホ育児」に関する意識はどうなのだろうか?自由回答には賛否両論、さまざまな意見が寄せられた。「子どもが興味をもってくれるものとして便利」「おとなしくさせたい時に使う」など活用している一方で、「親子のコミュニケーションやつながりを希薄にする危険性がある」「自分の子どもは見ることが止まらなくなった」という意見もある。
また、「自分が注意しても、友達や親戚の子どもが使っていたり、一緒に見たりしているとどうにもならない。時代だと思う」「昔はテレビが問題視されていたが、今では普通になった。スマホもそのうちそうなるのでは」と、時代の流れだとしている意見も多い。
スマホは便利なツールである一方、依存やコミュニケーションの希薄化、あるいは犯罪に巻き込まれるなどの危険性も潜んでいる。確かにスマホの低年齢化は時代の流れだと感じるが、同時に「どう使うのか?」をしっかりと考えていきたいものだ。(編集担当:久保田雄城)