【注目銘柄】カネミツは17年3月期業績・配当予想を増額修正

2017年4月14日 15:34

 エンジン動力を伝達する自動車用プーリの国内最大手であるカネミツ<7208>(東2)は14日、150円高(15.76%高)の1102円とストップ高した。4月13日、17年3月期業績予想と配当予想の増額修正を発表したことを好感している。

 株価は急伸した1月の年初来高値1510円から反落し、さらに1200円近辺でのモミ合いから下放れの形となって4月13日に941円まで調整した。全体の地合い悪化も影響したようだ。ただし日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%を超えて売られ過ぎ感を強め、また週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、52週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。増額修正を好感して動意づく可能性があり、りを試す展開が期待される。

 17年3月期通期の連結業績予想については、売上高を1億60百万円増額して16年3月期比7.5%増の90億60百万円、営業利益を1億80百万円増額して同42.4%増の9億70百万円、経常利益を1億80百万円増額して同62.0%増の9億20百万円、純利益を70百万円増額して同73.9%増の720百万円とした。

 新規製品の伸長などで売上高が計画を上回り、それに伴って各利益も計画を上回り増益幅が拡大する見込みだ。配当予想については期末2円50銭増額して年間21円50銭(第2四半期末9円50銭、期末12円=普通配当10円+創業70周年記念配当2円)とした。16年3月期との比較では3円増配となる。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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