米国空母「15日頃、朝鮮半島周辺海上に到着」
2017年4月12日 11:29
韓国・聯合ニュースは、韓国軍関係者が11日、米国が派遣した原子力空母カール・ビンソンが15日ごろ朝鮮半島周辺の海上に到着する見通しだと明らかにした、と同日夕の電子版で報じた。
聯合ニュースは「韓国軍の関係者は『(米軍)空母打撃群は海上を移動しながらさまざまな自主訓練を行う』とし『対潜水艦作戦と弾道ミサイルの追跡・探知、空中偵察、海上捜索などの自主訓練を行う可能性がある』と述べた」と伝え、「空母を中心とした自主訓練を行って北朝鮮に圧力をかけると予想される」としている。
稲田朋美防衛大臣は11日の記者会見で、「空母カール・ビンソンが朝鮮半島に近い海域に北上しているということは、ハリス司令官が4月8日に、シンガポールに向かう予定であった原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群に対し、北上し、西太平洋任務に就くよう命じたと発表している旨、承知している」とした。
そのうえで「米軍の個別のオペレーションについてコメントすることは差し控えるが、アジア太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増している中において、地域の平和と安定にとって米国の抑止力が不可欠であって、米国による各種取り組みが引き続き地域の平和と安定に寄与することを期待している」と述べた。
稲田防衛大臣は「米国がしっかりと抑止力を示すということは不可欠であり、そういった取り組みが地域の平和と安定に寄与することを期待している」とした。(編集担当:森高龍二)